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新規加盟のJPアセット証券は吉田嵩、亀井 塔生のNPB経験者の2人に注目

2020.02.24

新規加盟のJPアセット証券は吉田嵩、亀井 塔生のNPB経験者の2人に注目 | 高校野球ドットコム
 高校時代の亀井 塔生(左)と徳島インディゴソックス時代の吉田嵩(右)

 昨年、8月19日に日本野球連盟に新規加盟したJPアセット証券。新入社員の顔ぶれが明らかとなったが、元NPBの選手が2人いた。

 まず1人目は亀井 塔生だ。日星高時代は強肩捕手として注目され、2014年ドラフトで横浜DeNAベイスターズから1位指名を受け、入団。しかし4年間プレーして支配下登録はなく、最後の年は二軍で30試合出場、打率.156に終わり、自由契約。そのままJPアセット証券に入社した。プロでは思うような活躍はできなかったが、強肩捕手で、NPB4年間の経験は大きく生きるだろう。正捕手としてどんな活躍を見せるか注目していきたい。

 2人目は吉田嵩だ。長崎海星時代は3年夏に甲子園出場。伸びのある145キロ前後の快速球、バランスの良い投球フォームは目を引くものがあった。プロ志望届けを提出するも、指名漏れ。その後、徳島インディゴソックス入団を決める。独立リーグ行きを決めた理由として吉田はこう語る。
「NPBに進めなくても、少しでもNPBに早く行ける可能性がある独立リーグ『四国アイランドリーグplus』という選択をしたんです」
 吉田は高卒1年目で5勝4敗。さらには北米遠征を経験し、高卒1年目のホープとしてリーグ全体も高かった逸材だった。そして2015年ドラフトでは中日ドラゴンズから育成2位指名を受け、NPBの門をたたいた。しかし思うような活躍ができず、2018年に戦力外通告を受け、JPアセットに入社した。

 先日、行われた明治大とのオープン戦で登板するなど、主力投手として期待がかかる吉田。

 JPアセット証券は東京ガス、JR東日本など強豪が揃う東京地区に所属する。都市対抗出場への道は険しいが、一歩ずつ前進していけば、来年以降、入社する選手のレベルも高まっていくであろう。ぜひ東京都の社会人に旋風を巻き起こすことを期待したい。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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