第91回選抜大会 開会式司会・橋本由紀さん(大分舞鶴)「大分の方々にも応援してもらえるアナウンスを」
第91回選抜高校野球大会の開会式で司会を務める橋本由紀さん(大分舞鶴)
3月23日から開幕する第91回選抜高等学校野球大会で開会式・入場行進担当を務める橋本由紀さん(大分舞鶴高)が意気込みを語った。
橋本さんにとっては人生初めての甲子園。
「初めての甲子園なので、とても楽しみにしています」と笑顔を見せた。橋本さんは放送部に所属。NHK杯全国高校放送コンテストで優勝することを目指して練習を重ねてきた。そして、昨年の第65回NHK杯全国高校放送コンテスト・アナウンス部門 優勝を果たし、目標を達成した。
「最初は全く実感が沸かなかったんですけど、あとから段々と実感が沸いてきて嬉しかったです」
橋本さんの将来の夢はアナウンサーだ。アナウンサーになりたいと志したのは、小学校の時、周囲に薦められて朗読の大会に出場したことがきっかけだ。
「あの大会に出て読むのが楽しいと思いました」
昨年はNHK大分の緒方 直加アナウンサーからインタビューを受けて、さらにアナウンサーになりたい思いを強くした。
「人の魅力を引き出す質問ができるインタビュアーの仕事は素晴らしいと思いました。私も人の話を聞いて、魅力を引き出せるようになりたいと思いました」
微笑む橋本由紀さん(大分舞鶴)
3月1日、卒業式を迎えた後、橋本さんは関東の大学に進み、アナウンサーになる道を目指す。
「最近はニュースを見ていても、ただニュースを見るというよりどのように発しているのか、情報発信しているのかと興味を持つようになりました。テレビ局の発信する力は大きいと思いますので、その中に入って自分から情報を発信していきたいと思います」
最後に開会式のアナウンスへ向けての意気込みを語った。
「今年のセンバツは大分が2校出場することになり、そのタイミングでアナウンスをさせてもらうことはとても誇りです。大分の人々から応援されるようなアナウンスをして、大会1日目から盛り上げていきたいと思います!」
選手が主役のセンバツ大会。将来の夢へ向けて強い志を持つ橋本さんのアナウンスにも注目だ。
文:河嶋 宗一