堀越vs都立城東
堀越が春の雪辱を果たす！都立城東をコールドで下して8強入り！
堀越と都立城東が公式戦で激突するのは、春の都大会2回戦以来となる。その時は、4対3で都立城東が競り勝っているが、この試合では堀越打線が爆発し、都立城東を圧倒する試合展開となった。
まず2回裏、堀越は一死三塁のチャンスを作ると、6番・岡本龍河がライト前へタイムリーヒットを放って1点を先制する。
さらに3回裏、四球から一死二塁のチャンスを作ると、打席には2番・小宮諒太郎が入る。3球目の高めに浮いた真っ直ぐを振り抜くと、打球はレフトスタンドに飛び込むツーランホームランとなった。その後、5番・小柳海斗の犠牲フライでさらに1点を追加した堀越は、都立城東との差を4点に広げ、完全に試合の主導権を握った。
堀越の勢いはこれで終わらない。4回裏にも満塁のチャンスを作ると、3番・北田健太の中前タイムリー、5番・小柳海斗のライト前タイムリーなど、打者一巡の猛攻で一挙6点を挙げた。
この回で点差を10点に広げた堀越は、そのまま5回コールドで都立城東を退けて準々決勝に駒を進めた。春に敗れた相手に、二桁得点でのコールド勝ちは大きな自信になるはずだ。
堀越は、これで何と4試合連続でのコールド勝ちとなった。また今大会で奪った得点は、4試合で驚異の54得点。春に比べて明らかに力強さが増しており、公式戦で自分の実力を発揮できるだけの自信もついてきたのだろう。
またエースの宮野結希も、この試合でも5イニングを投げて3安打無失点、5奪三振と安定した投球を見せた。味方の強力打線の安心感もあるだろうが、宮野もまた、「自信をつける」という部分で春から大きく成長することができたのだろう。
準々決勝では、昨夏の代表校である二松学舎大附と対戦する。この勢いは果たして本物なのか、確かめるのには絶好の対戦相手と言えるだろう。勢いに乗る堀越からますます目が離せない。
（レポート＝編集部）
