宮崎日大vs宮崎西
宮崎日大エース杉尾
初回の攻防で明暗分かれ、宮崎日大が快勝!
宮崎西:2回戦(初戦)9-5宮崎学園。
宮崎日大:1回戦3-2日向学院、2回戦(5回コールド)10-0日向。
宮崎日大は右腕エース杉尾 剛史、宮崎西は左腕エース坂元で始まった1戦は、初回に明暗が分かれた。
1回表、宮崎西は2番日髙(達)がセンター前ヒットで出塁し、連続盗塁を成功させて一死三塁。続く3番下沖は四球で出塁し二盗を成功させ一死二・三塁となった。初回から一気に盛り上がる宮崎西のベンチと応援スタンドだったが、後続が積極性に欠けて宮崎日大杉尾から連続三振に抑え込まれた。
一方、宮崎日大はその裏、先頭の安田 寿明がセンター前ヒットで出塁すると、犠打と犠飛で確実に走者を進めて二死三塁となってから、4番西林がしっかりと三遊間を抜けるタイムリーヒットを放ち先制点をあげた。
宮崎日大のエース杉尾は、2回にも一死一・三塁のピンチを切り抜けると、3回以降は宮崎西打線にチャンスすら与えない安定感抜群のピッチングをした。9回を打者33人、被安打4、四死球1、奪三振5、失点0。
味方野手のエラー(失策3)にも動じることなく圧巻のピッチングだった。
また、宮崎日大は、パンチ力があるキャプテン安田がチームバッティングに徹し、5打席を3打数3安打1四球1死球と、出塁率10割。1番きりこみ隊長として大仕事を成し遂げた。
昨秋(前回)大会で少しコケてしまった印象の宮崎日大は、今大会ノーシードからの戦いとなっているが、シード校に匹敵する地力が十分に備わっている。準々決勝(4月2日)の第1シード日南学園との激突は、大注目の1戦となる。
(写真・文=三角 竜之)