杉尾 剛史選手 (宮崎日大)
寸評
上背はないのですが、力強いボールを投げ込む速球派。2015年度の、宮崎を代表する投手に育ちそう。 (第一印象) もっとまとまった好投手タイプかと思ったら、腕を真上から振り下ろす力投派なのに驚いた。 (投球内容) 球速はコンスタントに130~中盤ぐらいは出ていそうで、ボールに勢いを感じます。変化球は、緩いカーブ・スライダー・それにスピリット気味に高速で沈む変化球を併せ持ちます。交代していきなりセカンドに牽制したり、パッとマウンドを外すなど、マウンド捌きは洗練。しかしコントロールは、かなりバラつきが大きいと言えるでしょう。クィックは1.2秒前後で、牽制も平均的。それでもベースカバーに素早く入るように、野球センス・運動神経に優れたタイプです。 <長所> 腕を真上から、力強く振り下ろせます。そのため、速球と変化球の見極めは困難なはず。 「着地」までの足の逃がし方は悪くないので、けして合わせやすい淡白なフォームではありません。 <課題> 腕を強引に上から送り出すために、肩への負担が大きいのが気になります。日頃から、体のケアには充分な注意を。 ボールに体重が乗り切る前にリリースを迎えているので、もう少し体重が乗せられるようになると、球の勢いだけでなく低めへのコントロールも増すのではないのでしょうか。
更新日時:
2014.12.11