福岡舞鶴vs筑紫
試合シーン
徹底した打撃と次の課題
筑紫の打者は、よくバットが振れている。ただ、毎回安打するものの序盤はなかなか点に結び付かない。
試合が動いたのは4回裏。福岡舞鶴は先頭の松浦がストレートの四球で出塁すると、筑紫伊藤のボーク、野選で無死1，3塁とする。1塁走者の新原が盗塁を成功させ、2，3塁とチャンスを広げると5番沖田のタイムリーで先制する。この回、7番東の犠飛で1点を追加し2-0とする。
5回表、筑紫は先頭の1番平島の三塁打、続く2番田中の安打で1点を返す。この回は1点止まりだったが、5回で安打は8本になっていた。
6回表には、先頭の7番川野が内野安打で出塁。1番平島の安打で2-2の同点に追いつく。 筑紫は7回表にも1点を加え逆転に成功。しかし、福岡舞鶴も7回裏に1点を返しすぐさま同点に追いつく。
このまま一進一退の試合展開が続くのかと思われたが、8回表、筑紫は途中出場の9番岡の二塁打を足がかりに4本のヒットで2点を挙げる。9回表にも4本の長短打で3点を挙げ、8-3で筑紫が勝利した。
終わってみれば、安打は20本になっていた。ほとんどの当りがレフト方向。徹底した打撃も見られた。しかし、15残塁と大きな課題も残す。
勝った筑紫は、第三試合で勝った香住丘と13日に対戦する。未熟なチームを率い、選手とともに成長し続ける青年監督にもエールを送りたい。
（文＝鎌倉 彩）
