試合レポート

実践学園vs聖学院

2012.03.21

そつのない攻撃で実践学園、都大会出場へ

 1回の表の立ち上がり、実践学園の椎名は、いきなりヒット3本を許し1アウト満塁に。そのピンチにあわてることなくレフトフライとセカンドライナーでアウトを取り、無事聖学院を無得点に抑えた。聖学院は二回にもヒット2本打ち三塁まで進塁したが、あと一本が出ずまた無得点で終了。それに対して実践学園は1回に先頭打者下村がヒットを打ち、二番今泉がエラー出塁。バントでそれぞれ進塁し、4番堀江のセカンドゴロの間にまず一点先取。2回には四死球とヒットで4点を取り序盤に5点取った。

 2回までのヒット数は実践学園4本、聖学院5本だったが、点数は5点と0点。両チームの攻撃力の差が出てしまった序盤であった。
 その後実践学園椎名は調子をあげ、ヒットは打たれても3回、4回で1本ずつ。

 実践学園は4回にまた1点追加で6-0に。5回の裏は先頭の信太がヒットで出塁。続く寺内、久保もヒットで満塁に。死球で押し出しで1点追加の後、1アウトはホームで取られるが、外野フライで1点追加。そして、2アウト満塁で三番大月が三塁打を放ち3点追加して10-0で5回コールドで試合終了となった。
 派手さはないが確実に点を取っていった実践学園が本大会への切符を手にしたのである。

(文=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.28

【大分】佐伯鶴城は4戦3勝、杵築は4戦で1勝<強化試合>

2024.05.28

春の福岡地区を制した沖学園(福岡)、勝利のカギは異例の「決勝直前沖縄合宿」だった

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】川内商工が2試合連続逆転サヨナラ勝ち!雨のため2試合が継続試合

2024.05.28

交流戦開幕、初戦の注目は髙橋宏斗vs.今井達也の初対決!

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

【関東】白鷗大足利が初、逆転サヨナラの常総学院は15年ぶり決勝<春季地区大会>

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.25

【岩手】盛岡大附がサヨナラ、花巻東がコールドで決勝進出、東北大会出場へ<春季大会>

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商