金光大阪vs交野
2009年09月27日 舞洲ベースボールスタジアム
金光大阪VS交野
2009年秋の大会 秋季近畿地区高校野球大阪府予選 準々決勝
田中 投手（交野）
交野・田中、１点に泣く
今秋、上宮太子や東大阪大柏原といった強豪私学を撃破してきた府立校の交野だが、準々決勝で力尽きた。｢エースの田中が今大会一番のピッチングをしていただけに悔しいですねと村木努監督は肩を落とした。
指揮官の言葉通りエース左腕・田中孝也(２年)のピッチングは完璧に近かった。足の上げ方が阪神・下柳剛投手のような投球フォームから繰り出される球に、 金光大阪 打線は序盤から三振を繰り返した。この三振が｢調子のバロメーター｣と語る田中の調子は最高だった。
しかし4回、 金光大阪 で旧チームからクリーンアップに座る３番中村翔(２年)に二塁打を浴びると、続く村橋将希(2年)に送りバントを決められ１死３塁。ここで５番奥井謙吾(２年)に犠牲フライを打たれ１点を失った。｢コントロールがちょっと甘かった｣と田中はこの場面を悔やんだ。
ベストピッチのエースと対照的だった交野の打線。｢ 金光 の是枝健太 (2年)君にうまく抑えられた｣と村木監督が話す通り、前日まで好調だった打線は沈黙。唯一のチャンスだった7回にスクイズを敢行したが、小フライで失敗に終わった。
それでも9回に２本のヒットを放ち、意地を見せたのは来年への大きな収穫。エース田中を擁するだけに、2番手投手の育成とこの経験が生きれば、来夏への期待は膨らむ。
試合後は涙を見せていた選手もいたが、自然と声が上がった。
｢夏や夏。まだ夏があるんやで！｣
（文＝松倉雄太）
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| 交野 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||
| 金光大阪 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 1 |
交野 田中－佐野 金光大阪 是枝 – 安井
