試合レポート

【春季千葉県大会】専大松戸の梅澤翔大が連投でまさに「エース」の活躍!注目の1年生・吉岡伸太朗は公式戦初出場で2安打1打点と早くも存在感!

2024.04.29


専大松戸 梅澤 翔大投手(3年)

<千葉県高校野球春季大会:専大松戸5-2市立柏>◇28日◇第1試合◇千葉県総合SC野球場

専大松戸のエース右腕・梅澤 翔大投手(3年)が116球2失点で完投勝利をあげ、ベスト4入りを決めた。

初戦となった木更津総合戦との2回戦では、10回タイブレークをものともせず投げ切り完投勝利。3回戦の千葉明徳戦でもリリーフで登板して勝利を呼び込む好投を呼び込むなど、持丸 修一監督が「これがエース」と口にしていた言葉通りの活躍を見せている。

序盤は「思ったよりも腕を振れていなかった」と2点を失ったが、一気にギアを上げてからは尻上がりに調子をあげ、市立柏打線に反撃の隙を与えなかった。「ストレートと変化球を同じように投げることを意識した」という投球フォームも、持丸監督と試行錯誤を重ね、改善を試みた。この日は2四球を出したものの課題の制球力も少しずつ改善され、持ち味の力強いストレートは自己最速の149キロを計測し、13個の三振を奪った。「後半は空振りを取れることも多かった」と好感触を掴んでいるが、「後半のような投球を、力を入れない状態でもしていきたい。この感覚で9イニング投げられる体力もつけていきたい」とさらなる成長を誓った。

エースの力投に応えた打線で光ったのは1年生ながらスタメン入りを果たした吉岡 伸太朗内野手(1年)。白井中央ボーイズ時代には、9年ぶりの夏の全国大会出場に貢献。180センチに迫る身長と90キロを超える恵まれた体格を武器とする期待のルーキーだ。第二打席で2死1、2塁のチャンスを迎えるとセンター方向へ鋭い打球を飛ばし、公式戦初安打初打点を記録。5回の第三打席でもライトへヒットを放つなどマルチ安打でスタメン起用に応える活躍を見せていた。早くも光るものを見せた吉岡は、専大松戸打線の中核を担うバッターとして今後の成長に期待がかかる。

次戦は11年ぶりに夏のAシード入りを果たした千葉英和と対戦する。勝利すれば関東大会が決まり、春連覇へ王手をかけることとなる。

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この記事の執筆者: 塩澤 風太

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