【春季埼玉県大会】なんとしても県大会出場を!浦和実が6回に大量点を入れ、コールド発進!
勝ち越し三塁打を打つ高橋泰晴(浦和実)
<春季埼玉県大会南部地区予選:浦和実業12-2栄東>◇12日◇1回戦◇市営浦和球場
2019年春、豆田 泰志投手(西武)を擁し、関東大会に出場経験もある浦和実。しかし昨年は春県大会2回戦、夏は3回戦、秋も地区予選も敗退している。
春初戦も苦しい立ち上がりとなった。
1回表、ミスと併殺崩れで栄東から2点を先制される。追う浦和実は2回裏、押し出しで1点を返し、4回裏には4番山根 大智外野手(2年)の適時打で同点に追いついた。5回裏、高橋 泰晴捕手(3年)の右中間を破る適時三塁打で勝ち越しに成功。高橋は「ストレートをしっかりと捉えることができた。自分の強みである右中間に強い打球を打つことができてよかったです」と喜んだ。さらにバッテリーミスで1点を追加し、4対2とした。
6回裏、2番齋藤 颯樹外野手(3年)の犠飛、さらに1死二、三塁の場面でバッテリーミスにより二者生還。満塁のチャンスから8番駒木根 琉空投手(2年)の場面で、栄東の守備のミスで2点を追加。
さらに押し出し、再び満塁のチャンスから2番齋藤の左中間を破る適時二塁打で、2点を入れて、12対2の6回コールド勝ちを収めた。
前半は苦しんだが、終わってみれば、11安打12得点だった。
しかし辻川正彦監督は「公式戦初戦ということで、緊張で全く足が動かず、ミスが目立ちました。本来、うちは投手も頑張って、しっかりと守って勝てるチーム。それができませんでした」と振り返った。新基準バットの対応については強く振りながら芯で捉えること。勝ち越し打の高橋は「冬場では打撃練習とウエイトの練習がいつもより増えていきました。だんだん芯で捉える確率は高まっていると思います」と手応えを感じている。
代表決定戦では強打の川口市立と対戦する。辻川監督は「今年のチームは昨秋、県大会に行けていない。相手は強いですが、勝って公式戦を経験させたい」と意気込んでいた。
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