試合レポート

【春季東京都大会】 帝京が17安打11得点で3試合連続コールド勝ち! 破壊力抜群の打線で昨秋1次予選敗退から夏のシード権掴む!

2024.04.08


帝京 ホームランを放った安部 育規外野手(3年)

<春季東京都高校野球大会:都立小山台2-11帝京>◇7日◇3回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

春季大会連覇を目指す帝京打線の勢いはとどまるところを知らない。ここまで初戦をコールド勝ち、2回戦は昨秋16強の桜美林を倒して勝ち上がってきた都立小山台に対し、17安打11得点と打線が爆発。11対2のコールド勝ちで夏のシード権を手にした。

 

昨秋は1次予選で二松学舎大附にコールド負け。本戦出場は叶わず、「選手たちももちろん、私自身も悔しい気持ちがある。この春は1試合でも多く公式戦を戦いたい」と帝京を率いる金田 優哉監督は言う。

 

そんな今年のチームカラーは圧倒的な破壊力を誇る打線。この春も一次予選から順調に勝ち上がり、春季大会本戦でも、初戦、2回戦ともにコールドゲームと攻撃の手を緩めることなく勝ち上がってきた。

 

強力打線はこの試合でも止まらなかった。1点を追いかける4回、「飛ばすことには自信がある」と話す安部 育規外野手(3年)のホームランで逆転に成功すると、その後も主将の西崎 桔平内野手(3年)、4番の奈良 飛雄馬内野手(3年)ら注目選手もタイムリーを放ち、点差を広げる。仕上げは6回、1番の表西 優志外野手(3年)に一発が飛び出し、9点差をつけてのコールドとなった。

 

安部、表西両選手は「打てる選手も多く、いい刺激になっている」と口をそろえる。「スタメン選手全員が秋からの試合でホームランを放っているので、自分が打てなくても誰かがカバーしてくれる安心感がある」と表西が語るように、どこからでも長打でチャンスメイクできる、抜け目の無い打線を形成している。

 

次戦は日大三を破り、勢いに乗る佼成学園と対戦。昨年の春季大会を優勝し、連覇がかかるチームだが、あくまで掲げているのは「一戦必勝」の精神だ。金田監督は、「連覇を目指すのではなく、目の前の試合で相手ピッチャーを崩せるかを大切にしたい。いいものは春に積み上がってきているので、夏につなげたい」と語っている。強力打線で勝利を積み重ねてきた帝京に今後も注目だ。

 

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この記事の執筆者: 塩澤 風太

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