U-18代表候補合宿に”新星”現れる!中学まで無名だった 高橋幸佑(北照)が圧巻のストレート「紅白戦は全部真っ直ぐで三振を狙います」
高橋 幸佑(北照)
高校日本代表候補の強化合宿の1日目が4日、奈良県内で行われた。この日は午後から約3時間の練習が実施され、シートノックや木製バットでのフリー打撃、投手は一部を除いてブルペン投球を行った。
ブルペンで投手が次々と投げ込む中、「バチーン!」とキャッチャーミットに鋭く突き刺さるストレートを投げる投手がいた。それが高橋 幸佑(北照)である。「真っすぐでどんどん押していくタイプです」と話す最速144キロ左腕だが、中学時代は全くの無名選手だった。
神奈川県の茅ケ崎中時代は軟式野球部に所属。母が北海道出身という縁もあり、一般入試で北照に進学した。入学当初は「120キロ出れば良い方」(本人談)で、3年間ベンチ外も覚悟していたという。
しかし、一冬越えて下半身強化が実り、道内屈指の投手に成長。「北照高校に来てから人生が変わったと言っても過言ではないくらいに変わりました」と自身も驚きのシンデレラストーリーを歩んでいる。
周りにいるのは甲子園で活躍した選手やプロ注目の選手ばかり。「この前までテレビで見ていた人ばかりなので、ダメですけど、憧れちゃいますね」と苦笑いしつつも「場所が変わってもしっかりとした出力も出せていました」と全く見劣りしないボールを投げ込んでいた。
5日の練習では紅白戦が行われる予定。「投げても1回か2回と言われたので、全部真っすぐで6者連続三振くらいの勢いでいきたいです」と意気込んだ。まだ全国的には無名の存在だが、この合宿で大きく評価を上げるだろうか。
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