News

侍ジャパン”飛び級選出”の宗山塁(明治大)、「春は出場しない」 ケガからの復帰は秋以降に

2024.04.04


ベンチからチームを鼓舞する宗山

今秋のドラフト1位候補として注目されている明治大学の宗山 塁内野手(広陵)が、3日に行われた日立製作所との試合前練習に参加した。

広陵時代には1年時からベンチ入りし、明治大学に進学後もショートで3季連続ベストナインを獲得した。六大学リーグの現役選手最多となる94安打の打撃と侍ジャパンの井端 弘和監督も「何も言うことない」と絶賛する守備で攻守に存在感を示してきた。3月初旬に行われた侍ジャパンと欧州代表の試合にも選出されたが、右肩肩甲骨骨折の影響で出場を回避。それでも、ドラフト1位候補としての評価は揺るがないものとなっている。

2024年ドラフトの目玉ともいえる存在はベンチにも入ったが、試合出場は無く、声掛けなどで奮起を促していた。試合後、田中 武宏監督は、「春季リーグ戦では使うつもりはない」と構想から外れていることを明かした。復帰には慎重な姿勢を見せたが、主将としてチームを鼓舞する姿に「非常によくやってくれている。メンバーから外す選択肢はない」と信頼を示していた。

この日、ショートを務めたのは22年のセンバツで準優勝を経験した津田 基内野手(近江)。6回からは同年のU-18日本代表に選出された光弘 帆高内野手(履正社)が出場し、田中監督も、「2人を入れ替えて使っていく」と説明。チームの柱を欠く中で、新たなスター候補たちを競わせながら、4月20日の春季リーグ戦開幕を迎える。

<関連記事はこちら>
◆大学生ドラフト期待度ランキング【2024年新年版】10位-1位 今年の顔・宗山塁、157キロ・中村、大学生NO.1左腕・金丸……1位は?
◆明治大の新入生に甲子園のヒーローが続々! 昨年センバツ優勝山梨学院エース、仙台育英151キロ右腕、健大高崎の遊撃手など入学!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.23

「松坂さんを超える投手になる」偉大な先輩を夢に見る横浜のスーパー1年生が最速147キロを計測!4回5奪三振完全投球で決勝進出に貢献!

2024.07.23

全国トップレベルの投手陣が打ち込まれる…仙台育英、被安打19、8失点で15年ぶりの決勝戦敗退

2024.07.23

横浜がサヨナラ勝ちで決勝進出! 1年生右腕が147キロ計測で4回0封!春王者・武相との激闘制す!

2024.07.23

変則投手にも動じない今年No.1スラッガー・石塚裕惺(花咲徳栄)、知られざるルーティンとは?【24年夏・埼玉大会】

2024.07.23

センバツベスト4の中央学院が8回コールド負け…頼みの投手陣が打ち込まれる

2024.07.20

伊集院の好左腕・新藤、終盤力尽き、鹿児島実に惜敗【24年夏・鹿児島大会】

2024.07.20

枕崎が1時間半遅れの試合でも集中力を発揮!堅守を発揮し、2年連続の8強!【24年夏・鹿児島大会】

2024.07.21

【中国地区ベスト8以上進出校 7・20】米子松蔭が4強、岡山、島根、山口では続々と8強に名乗り、岡山の創志学園は敗退【2024夏の甲子園】

2024.07.20

【夏の逸材123人成績速報】198センチ左腕、世代屈指のスラッガー、大分の県立に現れた150キロ右腕などドラフト候補が大活躍!北海道NO.1左腕がプロ志望を表明

2024.07.21

愛工大名電が今夏3度目のコールド勝ちでV4に前進!長野では甲子園出場37回の名門が敗退【東海・北信越実力校20日の試合結果】

2024.07.08

令和の高校野球の象徴?!SJBで都立江戸川は東東京大会の上位進出を狙う

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!