試合レポート

東海大高輪台がコールド勝ちで初戦突破!宮路・粕谷ら好投手を輩出したチームで背番号1を背負う2年生右腕に注目!【春季東京大会一次予選】

2024.03.18


東海大高輪台 先発の西 海輝投手(2年)

3月17日に春季東京都大会進出をかけた一次予選が行われ、第1ブロック第2試合には、一昨年夏の東東京都大会でベスト16入りを果たした東海大高輪台が出場した。試合は九段中等を相手に12―0。5回終了時点で10点差以上をつけ、コールド勝ちで初戦突破を決めた。

先発した西 海輝投手(2年)は、この日が公式戦初先発。指揮を執った深澤 健人監督も、「ゲームメイクする力があり信頼できる。練習態度も良く向上心を持ってプレーできている」と期待を寄せ、2年生ながら背番号1を背負う注目の右腕だ。

初回こそ2つの四球で満塁のピンチを招いたが後続を抑え、無失点に切り抜ける。その後はテンポの良いピッチングで相手打線を寄せ付けず3イニングを投げて無失点。西は、「初めての先発で緊張していた。結果的に初回を無失点で抑え、その後に先輩たちが得点を取ってくれたのでよかった」と振り返り、深澤監督も、「2、3回は落ち着いて投げられていたので、今後の自信に繋げて欲しい」と称えていた。

西は目標の投手に巨人で活躍する戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ)の名前をあげた。思い切り右腕を投げ下ろす投球フォームは戸郷投手さながら。実際に周りからも似ていると言われ、「目指すべきピッチングスタイル」と憧れを語っている。

東海大高輪台は直近でも東東京都大会準優勝に導いた宮路 悠良投手(東海大学-ミキハウス-徳島インディゴソックス)や、粕谷 祐天投手(八戸学院大学)ら140キロ中盤を投げる本格派右腕が多く在籍した。好投手を輩出する背景を深澤監督はこう分析する。

「まずはストライクゾーンに投げるなど、ゲームメイクを学ぶことから大事にしている。そこから焦らずに体づくりを行い、時間をかけて成長していくことで最終的に強いボールを投げられれば、いい投球に繋がっていくと思う」

今年も先発の西だけでなく2番手の霞 央佑投手(3年)や、及川 夏槻投手(3年)といった3年生投手も控える。悲願の東東京都大会初制覇へ。上位進出のカギを握る投手陣に今後も注目だ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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