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【センバツ組み合わせ】大阪桐蔭・報徳学園・作新学院・愛工大名電が同ブロックで潰し合い! 健大高崎、広陵が優勝を狙える好日程!

2024.03.08


左から大泉 塁翔、ラマル ギービン ラタナヤケ、小川 哲平、間木 歩

第96回選抜高等学校野球大会の組み合わせが決まった。前大会は山梨学院が前評判を大きく上回る快進撃を見せた。

昨年は大阪桐蔭広陵といった前評判が高い学校がベスト4まで勝ち進む中、山梨学院は勝ち進むごとに実力を発揮。準決勝の広陵戦では、1対1で迎えた9回表に、5点を奪うビッグイニングを見せ、6対1で勝利。決勝の報徳学園戦でも、5回裏に一挙7点を奪って、逆転。7対3で初優勝を収めた。優勝の原動力となった林 謙吾投手(明治大)の安定感抜群の投球も見事だった。

今大会の見どころを準決勝進出までの4ブロック別に分けて紹介していきたい。

関東一、星稜ブロック:いきなり関東一vs八戸学院光星の開幕戦が実現


大会前半に入ったこのブロック。明治神宮大会優勝の星稜(石川)、神宮大会ベスト4の関東一(東京)、好投手を揃える八戸学院光星(青森)が同ブロックとなった。
開幕戦から関東一vs八戸学院光星と好カードが実現。
関東一は伝統の機動力は健在で、主砲・高橋 徹平内野手(3年)、熊谷 俊之介捕手と右の強打者が揃っており、打線のバランスが良い。145キロ右腕・坂井 遼投手、左腕・畠中 鉄心投手の2人が持ち味を発揮することが勝利の条件。対する八戸学院光星は、洗平 比呂投手(3年)、岡本 琉奨投手(3年)は140キロ超えの速球を投げ込む左腕を擁する。2人とも大会屈指の実力を持ち、関東一打線相手にも快投が期待できる。

星稜は、21世紀枠出場の田辺(和歌山)と対戦。左腕エース・佐宗 翼投手(3年)とクレバーなリードが光る能美 誠也捕手のバッテリーで失点を防ぎ、昨秋の公式戦6本塁打を記録した長打力を発揮したい。神宮大会の準々決勝以降で見せた盤石な試合運びができるか。

同ブロックには好投手の西山 恒誠投手擁する近江(滋賀)、大会屈指のスラッガー・モイセエフ・ニキータ外野手を擁し、粘り強い戦いを見せる豊川(愛知)、146キロ右腕・吉岡 暖投手(3年)擁する阿南光(徳島)も躍進が期待できる。

敦賀気比、山梨学院ブロック:個の健大高崎、門馬監督率いる創志学園など注目校の戦いに注目


敦賀気比(福井)、明豊(大分)、山梨学院(山梨)、健大高崎(群馬)など甲子園常連校が集結したブロックとなっている。

敦賀気比vs明豊は好カード。敦賀気比(福井)は左腕・竹下 海斗投手(3年)はゲームメイク能力も高く、昨秋の北信越大会でみせた粘り強い投球を見せたい。明豊は3番・石田 智能外野手(3年)、4番・的場 航輝外野手(3年)を中心に、ミート力の高い打者を揃え、昨秋の公式戦ではチーム打率.371を記録。左投手の対策を行い、持ち味を発揮したい。

同ブロックに入った健大高崎(群馬)は個々の能力の高さは大会トップクラス。144キロ左腕・佐藤 龍月投手(2年)、147キロ右腕・石垣 元気投手(2年)の2枚看板は強力。打線は箱山 遥人捕手(3年)、田中 陽翔内野手(3年)と長打力ある打者が揃っている。選抜でも個人が実力を発揮できるか。

名将・門馬 敬治監督率いる創志学園(岡山)は別海(北海道)と対戦。昨秋の中国大会準優勝の原動力となった左腕・山口 瑛太投手(3年)、右腕・中野 光琉投手(3年)がキーマンとなりそうだ。昨年、センバツ優勝の山梨学院京都外大西(京都)と対戦。伝統の堅守、緻密な走塁は健在。昨秋、関東大会でも見せた粘り強い試合運びを見せていきたい。

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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