内山壮真(ヤクルト)、高校時代から「野球センスの高さ」「クレバーさ!」は別格だった!【主筆・河嶋宗一コラム『グラカン』vol.4】
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星稜時代の内山 壮真
皆さん、こんにちは!!
『高校野球ドットコム』の河嶋宗一です。私・河嶋が「これまでグラウンドで見てきた感動シーン」(略して『グラカン』)をみなさまにお届けしています!
まず26日、第96回選抜高等学校野球大会の出場32校が決まりました!まず32校の選手、指導されている監督、部長先生の皆様、出場おめでとうございます!『高校野球ドットコム』ならではの企画で大会を盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
捕手転向後でも非凡なセンスを示した内山壮真
選抜出場が決まったということで、センバツ出場校取材を振り返っていければと思います。
今回は2020年のセンバツ出場の星稜です。
当時の星稜の中心選手といえば、現在、ヤクルトの若手捕手として地位を高めている内山 壮真捕手でした。そこで内山選手が話した内容や、内山選手について語った林 和成前監督の話が現在の活躍につながっているように感じられました。
内山選手は1年春から名門・星稜のショートのレギュラーの座を獲得。奥川 恭伸投手(ヤクルト)、山瀬 慎之助捕手(巨人)とともに18年夏、19年センバツ、19年夏と3度の甲子園出場をはたしました。
2年夏の甲子園では準々決勝の仙台育英戦で2本塁打を放ち、秋には主将・正捕手となった内山選手。北信越大会でも優勝を収め、神宮大会にも出場。2020年のセンバツでは4季連続の甲子園出場を決めていました。
内山選手は2年夏までプレーしてきた遊撃手から捕手に本格的に転向したわけですが、この選択は正しかったと思います。
ショート内山選手は高校生のレベルならば、一級品の選手であったのは事実。ただ、本人が目標とする高卒プロを見据えた場合、ライバルより良いと思わせないと指名候補に入りません。
同世代には、土田 龍空内野手(近江-中日)、そして今年のドラフト1位候補の宗山 塁内野手(広陵-明治大)もいました。この2人と比べると、内山選手はスピード面、捕球の確実性が劣るように感じました。
捕手・内山は転向後とは思えないほど完成度が高かったです。明治神宮大会で二塁送球は1.8秒台を記録。スローイング技術の高さは素晴らしく、冷静にプレーしているところに惹かれました。まだ捕手としての技術は粗かったですが、内山選手のクレバーさがより生きるのではないか?と思いながら見ていました。そしてこの世代の捕手は、ショートほど抜きん出た選手はいなかった。ドラフト的に見ても良いコンバートだと思いました。
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星稜時代の内山 壮真