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2020年阪神ドラフトが早くも「伝説」レベル!MVP・新人王に3年連続20本塁打のスラッガーが誕生

2023.11.30


今シーズン、38年ぶりの日本一を達成した阪神。20年ドラフトで指名された選手たちの活躍が光ったシーズンだった。

まず野茂 英雄氏以来、33年ぶりの新人王、MVPを同時受賞した村上 頌樹投手(智辯学園-東洋大)はドラフト5位からのスタート。今季は10勝6敗、防御率1.75の活躍。現在の年俸は750万円、大幅昇給は確実で、今年一番のシンデレラボーイだろう。

上位指名の選手たちも活躍を見せている。佐藤 輝明(仁川学院ー近畿大)は、一時期、二軍落ちもありながらも3年連続20本塁打、そして今季は自己最多の92打点を記録した。

2位の伊藤 将司投手(横浜高ー国際武道大ーJR東日本)は3年間で二桁勝利で2回、通算29勝、防御率2点台とローテーションとしてしっかりと活躍を見せている。

6位の中野 拓夢内野手(日大山形ー東北福祉大ー三菱自動車岡崎)は3年連続でレギュラーとして出場し、今年はフル出場。164安打と最多安打を記録し、ここまで413試合出場し、通算448安打と、このまま行けば4年後には、通算1000安打が見えるペースで、大成功の道を歩んでいる。

8位の石井 大智投手(秋田高専ー高知ファイティングドッグス)は3年続けて一軍登板を果たし、今季は44試合で、19ホールド、防御率1.35と優勝に欠かせないブルペン陣の1人となった。

1人、レギュラーもしくは主力投手になるだけでもドラフトの成果は大きいが、5人がエース、主力打者、内野のレギュラー、MVP右腕、中継ぎの一角とそれぞれの役割でチームに貢献している。今回の村上のMVPで、2020年の阪神ドラフトは伝説級のものになった。

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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