News

存在感を増す独立リーグ、今年の注目新入団選手は「2人の大型投手コンビ」!

2023.12.20


篠崎 国忠と廣澤 優

今年のドラフトで独立リーグから23名もの指名があった。中でも徳島インディゴソックスが「11年連続&6人同時指名」を達成するなど、独立リーグの存在感はこの1年で大きく高まった。

どの球団にも楽しみな新人が入ったが、野球ファンの間では、2人の大型投手への期待が大きいようだ。徳島インディゴソックスに入団する篠崎 国忠投手(修徳)と愛媛マンダリンパイレーツに入団する廣澤 優投手(日大三-JFE東日本)だ。

篠崎は192センチの長身から最速148キロを計測。そこに到達するまでしっかりと努力をしていた。
入学当初は120キロ台だったが、修徳独自の投手ドリルに懸命に取り組み、外部指導者からフォームを学んで、フォーム技術を高め、食事も栄養士と相談して、量だけではなく、質も追求して、2年秋の体重87キロから、3年生には102キロの増量へ成功し、夏に最速を叩き出した。
ポテンシャルの高さだけではなく、努力してその素質を伸ばした姿勢面も評価できる。最後の夏では錦城学園戦で完封勝利を挙げた。まだ課題は多いが、1つずつスキルアップすれば、ドラフト上位候補に挙がる可能性を持っている。

廣澤は日大三時代、井上 広輝投手(西武)とともに注目を浴びた大型右腕で、140キロ後半の速球を投げ込んでいた。卒業後はJFE東日本へ進み、最速152キロ右腕まで成長したが、なかなか公式戦の登板がなく、今季はわずか3試合だった。それでも一発勝負の試合が多い社会人と違って、リーグ戦の形式で、個人の結果がフォーカスされる独立リーグは廣澤の持ち味を発揮できるかもしれない。

順調に育って、来年のドラフトを大いに盛り上げてほしい。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.07

【鹿児島】神村学園は昨秋4強の鶴丸と初戦で対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.07

【山陰】益田東と米子松蔭、鳥取城北が石見智翠館と対戦<春季大会組み合わせ>

2024.05.07

【熊本】九州学院が文徳を破って22年ぶり3回目の優勝<RKK旗>

2024.05.07

【北海道】函館大有斗、武修館などが初戦を突破<春季全道大会支部予選>

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>