決勝に勝ち進む2チームはどこだ!? 明治神宮大会準決勝2試合のポイントを解説
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熊谷俊之介(関東一)・モイセエフ ニキータ(豊川)・能美 誠也(星稜)・小川哲平(作新学院)
明治神宮大会高校の部は準決勝を迎える。決勝進出を決めるのはどのチームになるのか、2試合の見どころを紹介していきたい。
第1試合 作新学院(栃木)vs関東一(東京)
関東エリアの真の王者を決める戦いとして、注目度が高まっている。作新学院はエース・小川 哲平投手(2年)が北海戦で9回無失点の好投。中2日で試合を迎えるこの試合は休養十分で、いいピッチングを見せてくれそうだ。打線は9回まで点を取ることはできなかったが、本来、得点力は高い。お得意の速攻で、試合の主導権を握っていきたい。
対する関東一は準々決勝で優勝候補・大阪桐蔭(近畿)を破り、勢いに乗っている。打線は140キロを超える速球投手にも対応ができることを証明した。作新学院戦でキーマンとなるのは左腕エースの畠中 鉄心投手(2年)。球速は130キロ前半程度だが、カーブ、チェンジアップの精度が高く、緩急をうまく使える。左打者が多い作新学院に対しては畠中がどれだけ試合を作ることができるか。ここまでの2試合、早めに代打を送って継投策で勝ち上がってきたが、畠中の踏ん張りを期待したい。
また、2試合連続で失点している坂井 遼投手(2年)がどこまで修正できるか。
どちらも攻撃力が高いチームなので、点の取り合いが予想される。
第2試合 豊川(愛知)vs星稜(石川)
高知(四国)との打撃戦を勝ち上がった豊川(愛知)は、初戦で2安打を記録したモイセエフ ニキータ外野手(2年)がキーマンとなるだろう。高知戦では、反撃の口火を切る適時二塁打、そして9回裏には同点犠飛と、チームを勢いづける一打を放っている。モイセエフの前に走者を溜めておきたい。それ以外の各打者も調子は良い。投手陣に不安を抱えるだけに打撃戦に持ち込んでいきたい。
星稜は2試合続けての逆転勝利で勢いに乗っている。青森山田(東北)戦で勝ち越し2ランを放った4番・萩原 獅士内野手(2年)など上位打線が勝負強さを発揮しており、この試合でも一気に畳み掛ける打撃を見せていきたい。投手陣は佐宗 翼投手(2年)、道本 想投手(1年)の継投策で凌ぐことになりそうだ。ここまで両投手をうまくリードする能美 誠也捕手(1年)のリードにも注目だ。
シーソーゲームが予想される。最後まで手に汗握る戦いを期待したい。