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【一覧】徳島インディゴソックスがNPBへ送り出した11年連続26人指名選手たち 巨人の快足野手、復活した甲子園のヒーロー、1年で給料8倍男など多士済々!

2023.12.05


徳島インディゴソックス時代の岸潤一郎と茶野篤政

2023年のドラフト会議で話題の中心となったのは、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックス。史上最多の一挙6人が指名を受け、同時に2013年からの連続指名記録を11年まで伸ばした。

11年で指名されたのは26人。多士済々な顔ぶれだ。
始まりは、2013年に東弘明投手がオリックスから育成1位指名を受けたことからだ。その後、2015年には増田大輝内野手が、育成1位指名を受けて巨人へ。2年後には支配下を勝ち取り、その快足を武器に1軍昇格。2020年にはピッチャーとして登板したことも大きな話題になった。

翌2016年には木下雄介投手ら2人が指名。中日に入団した木下投手は2018年に支配下へ昇格し、1軍の戦力に。しかし、期待を寄せられていたなかで、2021年に亡くなってしまう。球界全体が大きな悲しみに包まれた。

2019年には明徳義塾時代に『甲子園の申し子』と称されて活躍した岸 潤一郎外野手が西武入団。一度野球から離れる生活をする中で、徳島で復活したストーリーは大きな話題になった。2022年には育成指名から開幕1軍を掴んだオリックス・茶野篤政外野手を輩出。先日の契約更改で875%アップを勝ち取って世間をにぎわせた。

こうした積み上げられた歴史の上に、今回の6人同時指名という快挙が加わった。中でも椎葉 剛投手は島原中央卒業後、ミキハウスへ。そこで本格的に投手人生をスタートさせたものの、3年で戦力外となり、徳島インディゴソックスへやってきた。そこからのフィジカル強化のおかげもあり、球速が11キロアップ。最速159キロの剛腕として注目を浴び、阪神から2位という、球団最高順位の記録を更新した。

現在、2024年の徳島インディゴソックスは新入団選手を続々発表している。彼らがまた次のドラフトを大いに盛り上げてくれることだろう。

<11年連続指名を受けた徳島インディゴソックス出身選手たち>
2013年
東弘明投手:オリックス育成1位

2014年
入野貴大投手:楽天5位
山本雅士投手:中日8位

2015年
増田大輝内野手:巨人育成1位
吉田嵩投手:中日育成2位

2016年
福永春吾投手:阪神6位
木下雄介投手:中日育成1位

2017年
伊藤翔投手:西武3位
大藏彰人投手:中日育成1位

2018年
鎌田光津希投手:ロッテ育成1位

2019年
上間永遠投手:西武7位
岸潤一郎外野手:西武8位
平間隼人内野手:巨人育成1位

2020年
行木俊投手:広島5位
戸田懐生投手:巨人育成7位

2021年
村川凪外野手:DeNA育成1位
古市尊捕手:西武育成1位

2022年
中山晶量投手:日本ハム育成2位
日隈モンテル外野手:西武育成3位
茶野篤政外野手:オリックス育成4位

2023年
椎葉剛投手:阪神2位
宮澤太成投手:西武5位
井上絢登外野手:DeNA6位
シンクレアジョセフ孝ノ助投手:西武育成1位
谷口朝陽内野手:西武育成2位
藤田淳平投手:ソフトバンク育成7位

第1次の特別合格者7名の詳細と育成プラン>はこちら
第2次の特別合格者7名の詳細と育成プラン>はこちら
第3次の特別合格者3名の詳細と育成プラン>はこちら
第4次の特別合格者名の詳細>はこちら

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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