オリックスが西川龍馬を獲得! 球団8人目のFA補強、過去7人の共通点とは?
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西川龍馬(広島東洋)
オリックスが国内FA権を行使していた西川 龍馬外野手(敦賀気比出身)の獲得を発表した。西川は故障で離脱した時期があったものの、今シーズンはセ・リーグ2位となる打率.305をマーク。通算でも打率.299と安定した打撃を披露しており、パ・リーグ4連覇へ向けて大きな補強となったことは間違いない。
オリックスにとってFA戦士の補強は、前年の森 友哉捕手(大阪桐蔭出身)に続いて2年連続となった。その森は打率.294、18本塁打といきなり活躍したこともあり、西川にも同様の期待がかかってくる。
オリックスは、その他にFAでどれだけの選手を獲得してきたのだろうか。少し振り返ってみたい。
1993年のFA制導入以降で、オリックスが他球団から獲得した選手は、西川が8人目となる。その内訳を見ると、セ・リーグからの加入は平野 恵一(前阪神/2012年オフ)に続いて2人目。ただし、平野はオリックスに入団後に交換トレードで阪神へと移籍した経緯があり、FAで出戻りの格好だった。純粋にセ・リーグからオリックスに加入するのは、西川が初となる。その平野は、移籍初年度に故障離脱があり、56試合の出場だったものの、打率.313を記録。2年目には規定打席にも到達し、打率.268の成績を残した。
西川と同じ外野手の獲得は、村松 有人(前ダイエー=現・ソフトバンク/2003年オフ)以来2人目。村松は移籍前年に初めて規定打席に到達した上での打率3割をマークした。移籍初年度も、打率.320と、2年連続で打率3割を記録し、大きく貢献。5年間にわたってチームを支えた。
森、平野、村松以外の野手では、山崎 勝己(前ソフトバンク/2013年オフ)と小谷野 栄一(前日本ハム/2014年オフ)を獲得している。両選手とも森、平野、村松といったレギュラークラスの活躍こそできなかったものの、控えとしてチームに貢献した。また、現役引退後にはコーチにも就任(小谷野は楽天コーチを歴任)している。
投手では許 銘傑(前西武/2011年オフ)と増井 浩俊(前日本ハム/2017年オフ)の2人を獲得している。
西川は村松や森のように、FA移籍初年度から期待通りの活躍を見せることができるだろうか。
【オリックスがFAで獲得した選手】
※カッコ内は前所属
2003年:村松 有人(ダイエー=現・ソフトバンク)
2011年:許 銘傑(西武)
2012年:平野 恵一(阪神)
2013年:山崎 勝己(ソフトバンク)
2014年:小谷野 栄一(日本ハム)
2017年:増井 浩俊(日本ハム)
2022年:森 友哉(西武)
2023年:西川 龍馬(広島)