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【日本シリーズ】魂の8回、阪神ナインがミスを取り返す気合の集中打で日本一へ王手<第5戦>

2023.11.03


<日本シリーズ:阪神6-2オリックス>◇2日◇第5戦◇甲子園
この集中力がセ・リーグを制した阪神の底力だ。0対2で迎えた8回に一気に6得点。7回まではいいところがなかったが、決して下を向くことがなかった阪神ナインの気迫が込められた攻撃だった。1点差で迎えた8回1死二、三塁。3番・森下 翔太外野手(東海大相模出身)が左中間へ逆転の2点適時三塁打を放った。さらに続く、4番・大山 悠輔内野手(つくば秀英出身)が中前へダメ押しとなる適時打を放って、勝利を決定づけた。オリックスが誇るリリーバー・宇田川 優希投手(八潮南出身)から、3、4番が連続適時打を放って勝利を呼び込んだ。

森下はバットに気持ちを込めたに違いない。7回の守備で右手で打球を拾いにいったが手につかず2失点目を許した。どうしても自分のバットで逆転したかった。そんな気迫がスイングに表れていた。宇田川のフォークに食らいつき、2球連続でなんとかファウルで粘った後の低めの152キロの直球をすくった。並みのルーキーではない技術の上に、ミスを取り返したい気持ちも打球に乗り移った。前日サヨナラ打を放った大山だが、この日は乗れていなかった。一塁の守備でワンバウンドになりそうな送球を取れなかったこともあった。打席でも3打席目までは凡退していた。第3戦ではチャンスでフォークでの空振り三振に仕留められ最後の打者になっていた。いろんな「悔しさ」が頭をよぎったに違いない。初球から4球続けられた宇田川のフォークを、上手く中前に弾き返し安打を確信すると、一塁へ走りながら右手で拳を握りしめていた。

7回に失策を犯し、2失点目につながってしまった名手・中野 拓夢内野手(日大山形出身)も、8回にはきっちりと犠打を決めて、森下の逆転打につなげていた。前日に3三振で途中交代となっていた佐藤 輝明内野手(仁川学院出身)も6番スタメンで出場すると、2回の最初の打席で左中間への二塁打を放って気持ちを高ぶらせていた。そんな姿にベンチが盛り上がらないわけがなかった。誰もが必死で最後まで勝利をあきらめていなかった。

サヨナラ勝ちの翌日には、終盤の大逆転劇。日本一へ王手をかけたこの日、11月2日は、1985年に阪神が日本一に輝いた「メモリアルデー」でもある。このままの勢いで、38年ぶりの日本一へと突き進む。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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1 Comment

  1. takikosann

    2023-11-03 at 5:37 PM

    僕は阪神タイガースファンです。
    やはりオリックスの投手陣はえげつないと思いました
    しかし、その投手陣を打ちくづした阪神タイガースすごいと思います。
    甲子園最後の試合にふさわしかった。
    たくさんエラーはあったけど、森下は打って返したし、中野はいつもいい守備を見せてるし、犠打でも活躍してる。西純矢もなかなか良い投球だった。
    大山もサヨナラ打の勢いには乗れなかったけど、シッカリ大きな追加点を取ってくれた。本当にありがとう。
    今回の日本シリーズはミスが多い。ただこの緊張の中「ミスをするな」なんていわれてもできません。しかしそのミスを味方でカバーしたり打棒でチームを助けたり、相手のエラー時に得点をすることができるチームは日本一になると思います。
    僕は阪神ファンですがさすがに宇田川は可哀想でした。
    その気持もやる気に変えて第6戦に取り組んでもらえたらとおもいます。
    熱い試合を期待します。
    頑張れ阪神

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