試合レポート

【関東】作新学院7年ぶりに決勝進出 エース・小川が7回2失点の好投〈秋季関東大会〉

2023.10.29


〈第76回秋季関東地区野球大会:作新学院7 ー2常総学院〉♢28日♢準決勝♢栃木県総合運動公園野球場

作新学院常総学院の関東大会決勝をかけた戦いは、雨の影響で3時間ほど遅れて13時からの試合となった。
作新学院が序盤に5点と大きくリード、中盤にも2点を追加した。先発の小川 哲平投手(2年)が7回2失点と好投を見せて7年ぶりの関東大会決勝を決めた。
作新学院は5対0とリードしている6回、公式戦初の3番打者に抜擢された小川 亜怜外野手(1年)の公式戦初本塁打で2点を追加。「名門の3番を任されたので恥じないバッティングをしたかったです」と振り抜いた打球は右翼席に飛び込み、完璧な放物線を描いての本塁打だった。「打ったのはインコース高めです。エースの小川さんが常総打線をしっかりと押さえていたので、さらに追加点をあげたかったです」と話した。

先発の小川は4回と7回に1点ずつ取られるも、最小失点に切り抜き落ち着きのある投球であった。小川も「今日は落ち着いていたと思います。特に試合の入りがとても良く、雨の影響で試合が大幅に遅れましたがしっかりと調整ができました」と話した。
作新学院は13安打と打撃が好調だった。小針監督は「2回の攻撃が非常に良かったです。しっかりとストレートを振り抜けていたので打者の振りが素晴らしかった。しかし、5回以降得点に繋がらなかったので打つ球と打たない球の判断はもう少しはっきりさせた方がいい」と打撃に対して修正点を話した。
作新学院は29日に山梨学院と決勝を迎える。今日みたいに打撃陣が力を発揮できるのか、注目の一戦に期待がかかる。

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

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