日ハムが日米争奪戦を制して獲得した18歳「台湾の至宝」、U-18を圧倒したその実力はドラ1レベル! 高橋宏斗、阪神・森木級の素材だ
日本ハムは中國文化大・孫易磊(スン・イーレイ)投手の獲得を発表した。大学1年生だが、2005年2月10日(18歳)と早生まれなため、U-18代表にも参加している。
日本の高校野球ファンにとっては、U-18ワールドカップの決勝戦で先発投手として投げた剛腕として記憶に新しいところだろう。
183センチ81キロとがっしりした体型から常時140キロ後半〜150キロ中盤の速球は威力抜群で、最速は156キロをマーク。日本代表を圧倒するピッチングをみせた。さらに130キロ後半の高速変化球も切れ味抜群で、台湾の至宝と呼ばれている。
MLB球界も注目していた逸材を、育成枠での契約とはいえ獲得できたことは、大きな戦力アップといっていいだろう。孫の能力は過去にドラフト1位で指名を受けた髙橋 宏斗投手(中京大中京-中日1位)、森木 大智投手(高知-阪神1位)の高校時代と比較しても負けていない。
日本ハムは高卒ドラフト1位クラスの投手を事前に獲得できたことになる。
即戦力とは言えないが、打者との駆け引きを学んでいけば、近未来の大きな戦力になりそうだ。数年後、孫がローテーションに入るようになると、一気に日本ハムの投手陣のスケールは大きくなる。大成することを期待したい。