浦和学院出身左腕が大一番で大仕事、2年ぶりの2ケタ勝利で勝負強さ発揮
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浦和学院時代の小島和哉
<ロッテ5-0楽天>◇10日◇楽天モバイルパーク
ロッテが今季パ・リーグ最終戦で楽天に快勝し、クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。すでにCS進出を決めていたソフトバンクを抜いて2位。CSファーストステージを地元千葉で迎えることが決まった。
負ければCS進出を逃す、しびれる一戦の勝利の立役者となったのは、先発した小島 和哉投手(浦和学院出身)だった。楽天打線を相手に7回を無失点に抑えて、2年ぶりの2ケタとなる10勝目を勝ち取った。序盤は走者を背負い再三ピンチを招いたが、併殺で切り抜けるなど、粘りの投球も光った。負ければ今シーズンが4位で終わる崖っぷちのマウンドで、チームを2位に引き揚げた。
今季は奪三振を大きく伸ばしたシーズンだった。この日の3奪三振を加えて、今季114奪三振。プロ5年目で初めて3ケタをマークするキャリアハイで、これまで最多だった21年の92奪三振を大きく更新した。
今季、パ・リーグで唯一勝ち星がなかった楽天から初めて白星。それが貴重な1勝となった。浦和学院時代、センバツV腕の称号を持つ勝負強い左腕は、ポストシーズンもチームを勝利に導いていくに違いない。