試合レポート

【埼玉】2回戦 大宮東 vs 埼玉平成

2023.09.25


冨士 大和(大宮東)
SCORE
埼玉平成
大宮東
1234567891011121314
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 1 0 0 0 0 0 2 X
TOTAL
0
3

大宮東・冨士が13奪三振、2試合連続完封!大宮東が初戦突破!

<埼玉県秋季高校野球大会:大宮東3-0埼玉平成>◇24日◇2回戦◇レジデンシャルスタジアム大宮

 いよいよ今大会屈指の好左腕が県大会に登場。

 レジスタ大宮球場の第2試合は、プロ注目の好投手、冨士 大和投手(2年)を擁する大宮東と、スタメン6人が1年生という若いチーム埼玉平成との一戦。

 先発は大宮東が冨士、埼玉平成は好調の横山 輝飛投手(1年)が登板し試合が始まる。

大宮東・冨士は初回からフルスロットル。3者連続三振と埼玉平成を寄せ付けない投球を披露する。

 先制したのは大宮東であった。

 大宮東は2回、2死から8番・澁谷 大樹(2年)が死球で出塁すると、新人戦後バスター打法に切り替えた冨士が中前安打を放ち2死一、二塁とすると、ここで1番・内海 怜音(2年)が中前適時打を放ち、幸先良く1点を先制する。

 大宮東は2回以降も、毎回のように走者こそ出すが、ピンチで埼玉平成・横山に抑えられ追加点を奪えない。

 一方、大宮東・冨士の前に3回までパーフェクトに抑えられていた埼玉平成打線は中盤以降、徐々に球を捉え出す。

 4回、先頭の森下 泰成(2年)がチーム初ヒットとなる左前安打を放つが、続く齋藤 悠護(1年)はバントで送れず三振に倒れると、後続も倒れ無得点に終わる。

 埼玉平成は5回にも、この回先頭の久保 順一朗(2年)が中前安打を放ち出塁するが、牽制で刺されてしまう。それでも続く菅野 隼弐(1年)が四球を選び出塁すると、7番・小林 拓眞(1年)がきっちりと送り2死二塁とする。ここで埼玉平成は横山を諦め、代打に齊藤 洋己(1年)を送るが凡退し無得点に終わる。

 迎えた6回、埼玉平成は最大のチャンスを迎える。

 埼玉平成は1死から1番・森下が右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、2死後、3番・武藤 優斗(1年)が二塁への内野安打を放ち2死一、三塁とする。ここで4番・和田を迎えたが、ここでまたしても一塁走者が牽制で刺されてしまい無得点に終わる。

 すると1対0のまま迎えた8回、試合が動く。

 大宮東は8回、5回から無得点に抑えていた埼玉平成の2番手・木下 裕史(1年)を攻め、この回先頭の澁谷が中前安打を放ち出塁すると、続く冨士のところで相手の捕逸により、一走・澁谷は二塁へと進む。1死後、1番・内海が一塁線を破る適時二塁打を放ち、喉から手が出るほど欲しかった追加点を奪うと、2死後、3番・白井 響大(2年)も右越えの適時二塁打を放ち3点差をつけ試合の大勢は決した。

 今日の冨士は3点あれば十分であった。

 結局、冨士は6安打13奪三振与四死球1無失点と素晴らしい内容で地区予選の浦和実戦に続き2試合連続完封勝利を飾り、県大会の初戦を突破した。

 埼玉平成の横山、木下の1年生2人はよく投げた。打線も三振は多く奪われたが、中盤以降はチャンスを作っていた。だがあと1本が出なかった。何より回の先頭打者とチャンスで4番という、ともに大事な場面での2回の牽制死が大きい。

 「冨士君に対しては前半我慢して後半勝負。6回の牽制アウトが。あそこは4番勝負。ベースについていても良い場面だったんですが。今日は盗塁とエンドランのサイン出さないぞって言っていたんですが」(高橋監督)と、この日走らせる予定はなかっただけに痛恨の牽制死となった。とはいえ、1年生6人という若いチームであるだけに責められない。むしろこの時期に好投手と対戦できたことは今後への財産となるであろう。来春以降も楽しみな存在だ。

 一方の大宮東も、この日はなかなか追加点が奪えず苦しんだ。それでも「接戦は想定していただけに準備通り。守り勝つ自分達の野球ができたかなと。追い込まれてからの打撃をテーマにやってきたので8回もファウルで粘れたのがあの得点に繋がった。次も接戦に持ち込みたい」(飯野監督)と、あくまでポジティブ。

「今日は最終回にキレが落ちたが、最後まで投げ切れたのは良かった。プルペンでは悪かったが今日は直球の出来が良かった。ただ中盤以降変化球の制球が悪くなって、直球一本になったのが改善点。6回の牽制は狙っていた」と、旧チームからの登板経験が豊富なエース冨士がピンチを招いても冷静に牽制などで刺すなど相手が見えている。13三振を奪うも制球が良く、要した球数は118球であり、球数制限など今後の展開を考えても大きな投球となった。

ただ、問題は打線である。本来、大宮東といえば打のチームである。もちろん、好投手がいる時はどの高校も守備型のチームになるのは良くあることで、内海や白井など巧打者タイプはいる。旧チームではやや打線での後継度は低かった冨士も、バスターをきっかけとし打率は上がった。ただ、関東大会を見据えるとやや破壊力に欠ける。今後勝ち上がるために打線の爆発は必須であろう。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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1 Comment

  1. 近所の応援団

    2023-09-26 at 4:26 PM

    埼玉平成高校野球部ミスはあったけど、前向きな姿は👌
    強肩のキャッチャーも1年ピッチャーも1年、これからが楽しみだね❗
    頑張れ!
    ファイト!

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