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巨人のベテランでは坂本、長野らが奮闘中

2023.07.29


坂本勇人

プロ野球も前半戦が終了し7月19日、20日にはオールスターゲームが行われた。第1戦では42歳の大ベテラン、ソフトバンク和田 毅投手(浜田高出身)が4番手として登板。1回無失点、1奪三振と好投。また、39歳の西武・中村 剛也内野手(大阪桐蔭出身)もヒットを放ち、さらには三塁走者としてタッチアップ時に激走も見せた。

和田や中村のようなベテラン選手は各球団に多くいる。そんな彼らはどのような前半戦を過ごしたのだろうか。各球団における35歳以上のベテラン選手たちのここまでを振り返ってみたい。(※35歳以上は1988年12月31日までに生まれた選手とする)

今シーズンの巨人は5人のベテラン選手がチームに所属している。その中で最年長となるのがまもなく41歳の誕生日(7月31日)を迎える中島 宏之内野手(伊丹北出身)だ。中島は開幕2軍スタートで1軍に昇格したのは7月に入ってからだった。

7月8日に1軍昇格を果たすと2試合は代打で出場するもノーヒット。しかし7月16日のヤクルト戦(神宮)でスタメン出場し今シーズン初安打を放つと、翌日の同ヤクルト戦では3安打猛打賞を記録。翌日も安打をマークし1928安打となり2000安打まであと72本となった。後半戦でどこまで数字を積み重ねることができるか注目が集まる。

今シーズンから巨人に加入した松田 宣浩内野手(岐阜中京出身)は今年5月に40歳となった。開幕こそ1軍スタートだったものの、打率.111(9打数1安打)と結果を残すことができず4月14日に登録を抹消された。以降は1軍に昇格することができていない。

今年12月に39歳となる長野 久義外野手(筑陽学園出身)は36試合に出場。打率.255(47打数12安打)、1本塁打の成績を残している。代打での起用が多く29度の代打機会で打率.261、出塁率.414、得点圏打率.444と勝負強さは健在。試合終盤の切り札的な存在になっている。

今年35歳となる梶谷 隆幸外野手(開星出身)と坂本 勇人内野手(光星学院出身)がチーム4番目の年長者になる。梶谷は59試合の出場で打率.283(138打数39安打)、坂本は64試合の出場で打率.279(226打数63安打)、10本塁打の成績を残している。

なかでも坂本は2年ぶりとなる2ケタ本塁打に到達。6月下旬に走塁で負傷し、登録を抹消されていたが28日の復帰戦で3安打の活躍を見せた。

野手には5人のベテラン選手がいるものの、投手では35歳以上の選手は不在。今年34歳となる三上 朋也投手(県立岐阜商出身)、菅野 智之投手(東海大相模出身)、高木 京介投手(星稜出身)の3人が最年長だ。

<巨人の35歳以上の所属選手>
※1988年12月31日までに生まれた選手

中島 宏之(1982年7月31日)
松田 宣浩(1983年5月17日)
長野 久義(1984年12月6日)
梶谷 隆幸(1988年8月28日)
坂本 勇人(1988年12月14日)

※数字は2023年7月28日時点

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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