News

智辯和歌山、盛岡大付、創志学園…名門校、強豪校の初戦敗退が連鎖的に相次ぐ

2023.07.16


第105回全国高校野球選手権の地方大会の序盤戦が終わろうとしているが、各地で強豪校の敗退が多くなっている。

甲子園常連校の初戦敗退は以下の通り。

★和歌山
智辯和歌山 2ー4 高野山
22年ぶりの初戦敗退

★岩手
盛岡大付 0ー3 一関一
23年ぶりの初戦敗退

智辯和歌山の初戦敗退は衝撃だった。選手のレベルも高く、指導についても甲子園で勝つために、次のステージで活躍するために先進的な指導を行うチームだった。そういうチームでもうまく歯車が合わないと、実力を発揮できずに終わってしまう。今年の智辯和歌山はセンバツでも初戦敗退だったが、何か力を出せずに終わった印象が強い。

今年の1年生のレベルは全国でもトップレベル。1ヶ月後にはシードを決める新人戦が行われるが、再びどんなチームへ成長していくか。

盛岡大付も、実力が高いチームで、春以降は苦しい戦いが続いた。この悔しさをすぐに力を変えて、秋以降、東北大会出場を狙えるチームにできれば、再び岩手の第一勢力として注目されるはずだ。

昨夏甲子園出場校の初戦敗退も目立っているが、惜敗が相次いだ。

★岡山
創志学園 5ー8 岡山南

★島根
浜田 2ー4 大東

★埼玉
聖望学園 1ー2 大宮南

シード校の初戦敗退も相次いでいる。

山村学園(埼玉)
八王子(西東京)
帝京長岡(新潟)
藤嶺藤沢(神奈川)
高崎商大附(群馬)
福岡工大城東(福岡)
東福岡(福岡)
筑陽学園(福岡)
西武台(埼玉)
西武台千葉(千葉)

春優勝の帝京長岡長岡に0対9のコールド負け。春には13対2で勝利していたチームだった。夏へ向けて抜かりなく練習をしていたはずだったが、長岡の成長度がそれを上回ったのだろう。

実力校も初戦敗退している。

上宮(大阪)
石橋(栃木)
東海大札幌(南北海道)
東海大市原望洋(千葉)
東海大浦安(千葉)
奈良大附(奈良)

東海大札幌はコールド負け。奈良大附天理に打撃戦の末、敗れてしまった。

23年夏は悔しい結果に終わってしまったが、しっかりと敗因を見つめ直し、意識、取り組みを変えていけば、24年は勝者になれる可能性は十分にある。

この負けを「成長」のチャンスに変えることができるか注目だ。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.07

【山陰】益田東と米子松蔭、鳥取城北が石見智翠館と対戦<春季大会組み合わせ>

2024.05.07

【鹿児島】神村学園は昨秋4強の鶴丸と初戦で対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.07

【北海道】函館大有斗、武修館などが初戦を突破<春季全道大会支部予選>

2024.05.07

【熊本】九州学院が文徳を破って22年ぶり3回目の優勝<RKK旗>

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>