巨人屈指の強肩捕手・山瀬慎之助が1軍定着するには
巨人期待の4年目・山瀬 慎之助捕手(星稜出身)の評価が高まっている。
紅白戦で自慢の強肩で盗塁阻止をした。そのタイムは1.95秒〜2.00秒前後。実戦でこのタイムを出すことは難しい。プロでは一定レベルのスローイング能力を持った捕手はいるが、潜在的な肩の強さと実戦で力を発揮できる技術は群を抜いている。
高卒3年目の昨年は1軍で8試合に出場。11打数2安打とプロ初安打もマークした。1歩ずつではあるが、ステップアップしている。
1軍に定着するには、打力アップも不可欠だが、山瀬にしかできない強みを発揮することが近道となる。誰より負けない盗塁阻止率や、後逸ゼロ、完封試合のリードを実現するなど、守備面で最大限、勝利に貢献すれば、我慢して使われる可能性は高い。守備面で評価されている小林 誠司捕手(広島広陵出身)も今年で34歳。まだ人気面では衰えないとはいえ、世代交代も意識しないといけない段階になってきているのは間違いない。
今季は山瀬とって大きなチャンス。攻守でアピールして1軍定着をつかみ取ることが期待される。