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東京からセンバツ出場の東海大菅生、二松学舎大附ともに多数の現役プロを輩出

2023.02.07

東京からセンバツ出場の東海大菅生、二松学舎大附ともに多数の現役プロを輩出 | 高校野球ドットコム
田中 幹也(東海大菅生出身)、鈴木 誠也(二松学舎大附出身)

 第95回記念選抜高校野球大会の出場校が発表された。今大会は記念大会で従来より4校多い36校が出場するが、出場校のOBにはプロ野球選手も数多い。

 東京地区からは昨年の秋季東京大会の優勝校と準優勝である東海大菅生二松学舎大附の2校が選出された。

 秋季東京大会の覇者・東海大菅生のOBは巨人・髙橋 優貴投手(東海大菅生→八戸学院大→2018年巨人1位)、中日・田中 幹也内野手(東海大菅生→亜細亜大→2022年中日6位)、そして同校を中退した巨人・戸田 懐生投手(東海大菅生→KTCおおぞら高等学院→徳島インディゴソックス→2020年巨人育成7位)の3人が現役でプレーしている。

 髙橋は2021年に11勝を挙げるも昨年は1勝5敗、防御率5.40と精彩を欠いた。しかも9月には左肘のクリーニング手術を受け、現在は育成契約となっている。しかし、この春季キャンプではブルペンにも入っており順調にステップを踏んでいる。まずは支配下登録を勝ち取ることを目指す。

 戸田と田中は同校時代の同期にあたる。戸田も髙橋と同じく現在は育成契約だが、第2クールから1軍に昇格。短い期間でのアピールが求められる。一方、ルーキーの田中は春季キャンプで1軍スタートを勝ち取った。ノックでは軽快な動き見せ、レギュラーが定まっていない二塁争いに名乗りを上げた。

 二松学舎大附のOBでは昨年から米国へと活躍の場を移したカブス・鈴木 誠也外野手(二松学舎大附→2012年広島2位)が、圧倒的な存在感を放っている。移籍1年目の昨シーズンは、故障離脱もあり規定打席に到達しなかったものの111試合に出場し打率.262(397打数104安打)、14本塁打の成績を残した。

 今年は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に、侍ジャパンの一員として出場することもあり始動が早い。まずは年間を通じて離脱することなく戦い抜くことが求められる。

 日本では巨人・大江 竜聖投手(二松学舎大附→2016年巨人6位)、巨人・秋広 優人内野手(二松学舎大附→2020年巨人5位)、ロッテ・秋山 正雲投手(二松学舎大附→2021年ロッテ4位)、広島・辻 大雅投手(二松学舎大附→2022年広島育成3位)がプレー中。

 大江は2020年から2年連続で40試合以上に登板した。しかし、昨シーズンわずか3試合の登板に終わった。左の中継ぎとして再び1軍で輝くことに期待がかかる。秋広と秋山は昨シーズン1軍での出場がなかった。今シーズンは1軍での出番をつかみたい。

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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