News

10年ぶりに「壁」破れる、「3強」時代からの転換期の予感<群馬>

2022.12.28

10年ぶりに「壁」破れる、「3強」時代からの転換期の予感<群馬> | 高校野球ドットコム
亀井 颯玖(樹徳)

 2022年がもうすぐ終わる。高校野球界では、今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。

 今年の群馬は、10年ぶりに歴史が動いた年だった。近年、夏の甲子園には健大高崎前橋育英が出場を決めていた。2016年からは前橋育英が5連覇中(20年独自大会は除く)だったが、今年は樹徳が優勝した。準々決勝で前橋育英を倒すと、準決勝で桐生第一、決勝で健大高崎と、群馬を代表する3チームをことごとく打ち破っての堂々の優勝だった。

 利根商の快進撃もあった。春夏と4強に入り、秋も8強に入っている。桐生第一で甲子園優勝の経験を持つ福田監督の指導のもと、めきめきと力をつけてきている。秋季大会では、強豪校が早い段階で直接対決した影響もあったとはいえ、明和県央が準優勝、桐生市立商が4強、市太田が8強に入るなど、新たな風も吹き始めている。来年はどんな風が吹くのか楽しみだ。

▽2022年群馬県代表の甲子園成績
★センバツ 出場なし
★夏甲子園
 樹徳 初戦敗退
  1回戦●3-7 明豊(大分)

▽群馬県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 前橋育英
準優勝 健大高崎
4強 桐生第一
   利根商
8強 高崎
   前橋商
   太田
   関東学園大附

【選手権】
優勝 樹徳
準優勝 健大高崎
4強 桐生第一
   利根商
8強 前橋育英
   関東学園大附
   前橋東
   桐生市立商

【秋季】
優勝 健大高崎
準優勝 明和県央
4強 桐生市立商
   樹徳
8強 利根商
   市太田
   桐生第一
   前橋育英

【1年生強化試合】
優勝 前橋育英
準優勝 健大高崎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.07

【山陰】益田東と米子松蔭、鳥取城北が石見智翠館と対戦<春季大会組み合わせ>

2024.05.07

【鹿児島】神村学園は昨秋4強の鶴丸と初戦で対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.07

【北海道】函館大有斗、武修館などが初戦を突破<春季全道大会支部予選>

2024.05.07

【熊本】九州学院が文徳を破って22年ぶり3回目の優勝<RKK旗>

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>