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接戦に強かった社が夏王者、来年は報徳学園が軸か<兵庫>

2022.12.25

接戦に強かった社が夏王者、来年は報徳学園が軸か<兵庫> | 高校野球ドットコム
秋季近畿大会では準優勝を果たした報徳学園ナイン

 2022年も終わろうとしている。高校野球のイベントは終了し、今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。

 今年の兵庫の夏は、が制した。淡路島出身の福谷 宇楽内野手(3年)、堀田 柊投手(3年)が投打の柱となり、決勝では神戸国際大附との延長14回の激戦をタイブレークの末に制するなど、粘り強い戦いが目立った。履正社(大阪)元監督の岡田監督率いる東洋大姫路、強力投手陣を誇った神戸国際大附、伝統の報徳学園、粘りの明石商などの強豪ひしめく兵庫の頂点に立った。甲子園初戦では新型コロナ感染の影響でメンバーが入れ替わった県立岐阜商(岐阜)に勝利。後日、社と県立岐阜商が「再戦」を予定され、雨で中止となったが交流会で親睦を深めた。

 夏の予選では5回戦で明石商に敗れた報徳学園だが、春季と秋季は県大会を制した。「逆転の報徳」は健在で、近畿大会も準優勝。来年春のセンバツの出場は確実だ。盛田 智矢投手(2年)、堀 柊那捕手(2年)のバッテリーを中心に、甲子園で大暴れしてくれるに違いない。

 その他、滝川第二が春、夏、秋とすべて8強以上に入り、兵庫市川も春と夏予選は8強に入る健闘を見せた。来年も兵庫大会を盛り上げる存在として期待したい。

▽2022年兵庫県代表の甲子園成績

★センバツ
 東洋大姫路 初戦敗退
  1回戦●2-4 高知(高知)
★夏甲子園
  2回戦敗退
  1回戦〇10-1 県立岐阜商(岐阜)
  2回戦●5-7 二松学舎大附(東東京)

▽兵庫県2022年主な大会記録

【春季】
優勝 報徳学園
準優勝 東洋大姫路
3位 
4位 滝川第二
8強 須磨翔風
   神戸弘陵
   兵庫市川
   兵庫松陽

【選手権】
優勝 
準優勝 神戸国際大附
4強 加古川西
   長田
8強 明石商
   神戸学院大附

   兵庫市川
   滝川第二

【秋季】
優勝 報徳学園
準優勝 神戸国際大附
3位 
4位 育英
8強 須磨翔風
   滝川第二
   兵庫小野
   西脇工

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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