ロッテ2位・友杉篤輝(天理大)「今ドラフトNo.1遊撃手」の評価で堂々の指名
フォトセッションの様子。左から三家 和真スカウト、友杉 篤輝、榎康 弘スカウト部長
20日のドラフト会議でロッテから2位指名された天理大・友杉 篤輝(立正大淞南)の指名挨拶が24日行われ、ロッテからは榎康 弘スカウト部長と担当の三家 和真スカウトが出席した。
会見の冒頭で友杉は、「まずはチームの勝利に貢献できるような選手になることが第一の目標です。将来的には盗塁王を目指してやりたいと思います」とプロでの目標を語った。高校時代は全国的に無名だったが、天理大では1年生からレギュラーに定着して、阪神大学リーグでは首位打者のタイトルを2度獲得。今年の侍ジャパン大学代表にも選ばれた俊足巧打の遊撃手だ。
ロッテには立正大淞南の2学年後輩である谷川 唯人捕手(育成)が所属しており、「プロの世界では先輩なので、話したい」と後輩との再会を楽しみにしている様子だった。
榎スカウト部長は「今ドラフトの遊撃手でナンバーワンの選手」と評価した上で、友杉の良さについて次のように語っている。
「脚力があって、盗塁で思い切りの良いスタートが切れる。守備範囲も広く、送球も安定していて、脚力、守備は間違いなくすぐプロに入っても通用できる素材だと思っています。バッティングもリーグ戦で4割近く打てる能力を持っていますので、体が強くなれば、打撃の方でも十分に期待できる選手です」
走塁とスピードを生かした守備は即戦力と見ているようだ。パワーが付いて打力が向上すれば、レギュラー奪取も見えてくるだろう。
リーグ優勝を果たしている天理大は29日から明治神宮大会出場権を懸けた関西選手権に出場する。「2位指名頂いて注目される大会になると思うので、指名して良かったなと千葉ロッテマリーンズさんに思ってもらえるようなプレーをしたいと思います」と意気込みを語った友杉。プロでも上位レベルのスピードを持つ彼のプレーをぜひ見てほしい。
(記事=馬場 遼)