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巨人ルーキーでは大勢が37セーブと大ブレーク

2022.10.28

巨人ルーキーでは大勢が37セーブと大ブレーク | 高校野球ドットコム
関西国際大時代の大勢

 プロ野球は公式戦の全日程、そしてドラフト会議も終了した。11月からは秋季キャンプで来シーズンへ向けたトレーニングが始まる。昨年のドラフト会議で指名を受けた今シーズンのルーキーたちも春からは“先輩”となる。さて、各球団のルーキーたちはどのような1年だったのだろうか。その成績を振り返ってみたい。

 巨人はドラフト1位ルーキーの大勢(翁田 大勢)投手(西脇工出身)が大活躍を見せた。登録名を大勢として臨んだ今シーズンは開幕から守護神を任されると、新型コロナウイルスの影響で離脱期間はあったものの歴代新人最多タイとなる37セーブをマーク。チームに欠かせない存在となった。セ・リーグの新人王候補筆頭でもある。

 同3位の赤星 優志投手(日大鶴ヶ丘出身)は開幕ローテーションに入ると4試合連続でクオリティースタートを達成する好調な滑り出し。その後、打ち込まれることもあり中継ぎに配置転換されたが、シーズン終盤には再び先発に戻った。役割が固定されないなか31試合の登板で5勝5敗、防御率4.04の成績を残している。

 投手では育成6位の菊地 大稀投手(佐渡高出身)が支配下登録を勝ち取った。佐渡島出身ということで話題にもなった菊地は前半戦で16試合に登板。フィールディング面で苦しんだ部分もあるが、17.2回を投げ21奪三振と三振を奪う力をアピールした。

 ドラフト2位の山田 龍聖投手(高岡商出身)、同4位の石田 隼都投手(東海大相模出身)、同6位の代木 大和投手(明徳義塾出身)、同7位の花田 侑樹投手(広島新庄出身)は1軍出場がなかった。花田はコンディション不良もあり1軍だけでなく2軍でも出場がなく、このオフに戦力外通告を受け来シーズンは育成再契約の見込み。

 支配下で唯一の野手だった岡田 悠希外野手(龍谷大平安出身)は主に守備固めとして33試合に出場。打率.095(21打数2安打)と打撃面で課題が残った。

<ルーキー成績>
※育成選手は支配下登録された選手のみ

1位:大勢(関西国際大/投手)
[1軍]57試合(57回) 1勝3敗8H37S 防御率2.05
[2軍]出場なし

2位:山田龍聖(JR東日本/投手)
[1軍]出場なし
[2軍]9試合(19.2回) 0勝2敗 防御率8.69

3位:赤星優志(日本大/投手)
[1軍]31試合(78回) 5勝5敗5H 防御率4.04
[2軍]4試合(18回) 2勝0敗 防御率3.00

4位:石田隼都(東海大相模高/投手)
[1軍]出場なし
[2軍]2試合(4回) 0勝0敗 防御率11.25

5位:岡田悠希(法政大/外野手)
[1軍]33試合 打率.095(21打数2安打) 0本塁打 0打点
[2軍]83試合 打率.226(248打数56安打) 7本塁打 29打点

6位:代木大和明徳義塾高/投手)
[1軍]出場なし
[2軍]4試合(9.2回) 0勝2敗 防御率5.59

7位:花田侑樹広島新庄高/投手)
[1軍]出場なし
[2軍]出場なし

育成6位:菊地大稀(桐蔭横浜大/投手)
[1軍]16試合(17.2回) 0勝2敗 防御率5.60
[2軍]39試合(44.2回) 2勝0敗 防御率2.42

※2022年シーズン終了時点

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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