News

中日ルーキー鵜飼は4本塁打 高卒の味谷、星野は二軍で50試合以上出場

2022.10.27

中日ルーキー鵜飼は4本塁打 高卒の味谷、星野は二軍で50試合以上出場 | 高校野球ドットコム
駒澤大時代の鵜飼 航丞

 プロ野球は公式戦の全日程が終了した。11月からは秋季キャンプで来シーズンへ向けたトレーニングが始まる。さて、今年も新人たちが一軍で活躍した。貴重な戦力となったチームも少なくない。一方で将来を見据えて二軍で汗を流した選手もいる。各球団のルーキーたちはどのような1年だったのだろうか。その成績を振り返ってみたい。

 ドラフト1位のブライト健太(上武大)は一軍デビューを果たすことはできなかった。故障での離脱があったとはいえ二軍でも46試合の出場で打率.211(142打数30安打)、3本塁打の成績と結果を残すことができず苦しい一年だった。

 一方で同2位の鵜飼航丞(駒澤大)は、7月に「左腓腹筋内血腫除去」の手術を受けた影響で離脱期間があったものの一軍で59試合に出場し4本塁打をマークした。打率.206(180打数37安打)と確実性はまだ低く、守備面の課題はあるものの1年目としてはまずまずの成績。シーズン終了後に参加しているフェニックスリーグでも序盤から本塁打を量産しており、来シーズン以降にかかる期待は大きい。

 鵜飼とともに一軍での出場機会を得たのが福元悠真(大阪商業大)だった。1試合のみの出場だったがプロ初安打をマークしている。

 3位の石森大誠(火の国サラマンダーズ)、4位の味谷大誠花咲徳栄高)、5位の星野真生豊橋中央高)は一軍での出場がなかった。

 そのなかで高卒の味谷と星野は二軍でともに50試合以上に出場した。しかし味谷は打率.065(62打数4安打)、星野は打率.149(121打数18安打)と打撃面で苦しんだ。

 独立リーグ出身の左腕・石森は17試合の登板で防御率6.33。21回3分の1を投げ与四球20と制球面に課題を残した。

 長打力不足にあえぐ中日だが、鵜飼が1年目から本塁打という面では結果を残しつつあるのが好材料だった。

<ルーキー成績>
※育成選手は支配下登録された選手のみ

1位:ブライト健太(上武大/外野手)
[一軍]出場なし
[二軍]46試合 打率.211(142打数30安打) 3本塁打 10打点

2位:鵜飼航丞(駒澤大/外野手)
[一軍]59試合 打率.206(180打数37安打) 4本塁打 16打点
[二軍]12試合 打率.293(41打数12安打) 2本塁打 7打点

3位:石森大誠(火の国サラマンダーズ/投手)
[一軍]出場なし
[二軍]17試合(21.1回)0勝1敗 防御率6.33

4位:味谷大誠花咲徳栄高/捕手)
[一軍]出場なし
[二軍]52試合 打率.065(62打数4安打) 0本塁打 1打点

5位:星野真生豊橋中央高/内野手)
[一軍]出場なし
[二軍]56試合 打率.149(121打数18安打) 0本塁打 5打点

6位:福元悠真(大阪商業大/外野手)
[一軍]1試合 打率.250(4打数1安打) 0本塁打 0打点
[二軍]53試合 打率.255(137打数35安打) 3本塁打 11打点

※2022年シーズン終了時点

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.05.02

【長野】松商学園、長野日大、東海大諏訪などが県大会出場へ<春季県大会支部予選>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.26

今週末に慶應vs.横浜など好カード目白押し!春季神奈川大会準々決勝 「絶対見逃せない注目選手たち」!

2024.04.26

古豪・仙台商が41年ぶりの聖地目指す! 「仙台育英撃破」を見て入部した”黄金世代”が最上級生に【野球部訪問】

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>