試合レポート

大阪桐蔭vs下関国際

2022.10.04

大阪桐蔭、試合巧者・下関国際に守り勝ち。前田、別所の投手リレーで決勝進出を呼び込む

大阪桐蔭vs下関国際 | 高校野球ドットコム
大阪桐蔭2番手・別所孝亮

<第77回国民体育大会:大阪桐蔭3-1下関国際>◇3日◇準決勝◇清原球場

 大阪桐蔭vs下関国際の一戦は甲子園準々決勝と同じく緊迫した一戦となった。

 1回裏に3番松尾汐恩捕手(3年)の内野ゴロ、5番海老根優大外野手(3年)の適時二塁打 で2点を先制。4回裏、代打・工藤翔斗捕手(3年)の適時打で3対0と貴重な追加点を入れる。

 8回表、下関国際は7番森 凜琥内野手(3年)の適時打で1点を返すが、大阪桐蔭は2番手の別所孝亮投手(3年)が下関国際打線を抑え、リベンジを果たした。

 別所は「下関国際さんは、非常にしぶとい打線なのでいやらしさはあった」と振り返る。それでも甲子園が終わってからも次のステージに備えて、体作りに励んだことで、躍動感のある踏み込みから繰り出す140キロ中盤の速球は勢いがあり、切れのあるスライダー、フォークを織り交ぜ、ミート力が長けた下関国際打線を抑えた。

 またこの試合では、内野守備陣の守備が光った。特にショートの大前圭右内野手(3年)の球際の強い守備は一級品。セカンドもしっかりと守っており、別所も「安心できるので、自分も思い切って投げることができます」と信頼を寄せる。

 最後まで流れを明け渡さなかったのは、大阪桐蔭の堅い守備も見逃せない。

 これで決勝進出。13年以来の国体優勝(当時は修徳との同時優勝)を狙って、聖光学院との決勝戦に臨む。

(記事=河嶋 宗一)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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