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センバツ出場の貫禄!クラーク国際が8回コールドで北海道大会初戦を突破!

2022.05.26

センバツ出場の貫禄!クラーク国際が8回コールドで北海道大会初戦を突破! | 高校野球ドットコム
先発した新岡 歩輝

〈第61回春季北海道高校野球大会:クラーク記念国際8-1北星大附〉◇25日◇1回戦◇[stadium]札幌円山[/stadium]

 センバツ甲子園に出場したクラーク国際が2年連続でベスト8進出を決めた。先発した右横手投げの新岡 歩輝(あゆき)投手(2年)が、投げては9安打を浴びながら5.2回を1失点。打っては5対1の8回裏1死満塁で左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放ち、コールド勝ちを決めた。

 1回表は1死満塁のピンチを、内野フライと三振で切り抜けた。2回、3回も2人の走者を背負いながら、味方の攻守もあって無失点にしのいだ。ストレート、カーブ、2種類のスライダー、チェンジアップ、シンカー、そして「落ちるボールをおぼえれば、もっと投球の幅が広がる」(新岡歩)と、センバツ後に試行錯誤して編み出したスプリットボール。まさに7色のボールを散りばめ、ホームだけは踏ませなかった。5回までに8安打を打たれながらも、スコアボードに0を並べて、味方の反撃を待った。

 「今日は新岡(歩輝)の頑張りが全て」と佐々木 啓司監督。100球を超えて疲れの見えた6回に1点を許したところで、すかさず指揮官は大黒柱の左腕・山中 麟翔(りんと)投手(3年)にスイッチ。エースがきっちり1安打無失点に抑えると、7、8回は打線がつながり、一気にコールドまで持ち込んだ。山中は「しっかり最少失点で抑えてくれて、夏に向けて本当に頼もしい」と、後輩の投球を絶賛した。

 次戦は甲子園出場6回を誇る南北海道の強豪・札幌第一が相手だ。「昨年の秋は山中さんと辻田(旭輝=あさひ、3年)さんの二人で勝ち上がり、甲子園まで行かせてもらった。この春は山中さんと僕で勝ち上がります」と新岡歩。次世代エースも育ち、また選手層を厚くした昨秋の王者・クラーク国際が、この春も引き続き、北海道の高校野球をけん引する。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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