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内川、嶋などベテランから期待の若手も 1軍未出場の燕戦士たち

2022.05.02

内川、嶋などベテランから期待の若手も 1軍未出場の燕戦士たち | 高校野球ドットコム

 開幕から1ヶ月が経過した。ここまでを見る限りセ・パ両リーグともに独走するチームはなく、まだまだ混戦が続きそうだ。大きく抜け出すチームがない中で鍵を握るのが二軍から上がってくる”上積み”だ。

 故障や来日遅れなど様々な理由で、ここまで一軍での出場がない選手は多くいる。そんな彼らが本来の状態で一軍に上がってくればチームにとってこの上なく大きい。そこでここまで一軍で出番のない主な選手の状況を振り返ってみたい。

 昨シーズン日本一に輝いたヤクルトは新外国人投手のスアレスがまだ一軍未出場だ。二軍では3試合に登板し12回を投げ無失点。その後、一軍昇格の報道も出た。しかし、先発登板直前にアクシデントが発生したのか昇格することはなく、4月6日の二軍戦以降に公式戦での登板はない。

 昨シーズンは中継ぎで25試合に登板した星 知弥も一軍に呼ばれていない。星は新型コロナウイルスの陽性判定を受け一時離脱していたが、すでに二軍戦では復帰し5試合の登板で防御率1.35と結果を残している。一軍に呼ばれる可能性は十分にありそうだ。

 野手では中村 悠平がオープン戦でコンディション不良を発症し、ここまで一軍での出場はない。二軍では復帰しており守備にもついた。もうまもなくの一軍復帰となりそうだ。

 その他では2年目の並木 秀尊元山 飛優、ベテランの内川 聖一坂口 智隆嶋 基宏もここまでは二軍で汗を流している。

 とくに元山は昨シーズン新人ながら97試合に出場。今シーズンも遊撃のレギュラーを争うと見られていた、しかし新型コロナウイルスに罹患したことで春季キャンプは二軍スタート。その後も一軍から声はかかっていない。二軍でも18試合の出場で打率.193と苦戦しており、まずは二軍で結果を残したいところ

 内外野守れる吉田 大成松本 友も一軍に呼ばれていない。武岡 龍世は一軍に昇格したものの、出場機会がなく再び登録を抹消された。

 ここまでのヤクルトは野手の入れ替えは多くない。しかしプロ野球のシーズンは長い。毎年、一軍で1年間帯同を続ける選手は数えるほどしかいない。疲れが見え隠れする交流戦の時期や夏場に向けて若手、ベテランともに昇格するチャンスは巡ってくるはずだ。

[page_break:ヤクルト・一軍未出場の選手]

<ヤクルト・一軍未出場の選手>
※4月24日終了時点

・投手
山下 輝
寺島 成輝
山野 太一
星 知弥
吉田 大喜
杉山 晃基
市川 悠太
柴田 大地
スアレス
近藤 弘樹
長谷川 宙輝
鈴木 裕太
竹山 日向
嘉手苅 浩太
宮台 康平

・野手
並木 秀尊
元山 飛優
内川 聖一
中山 翔太
中村 悠平
西田 明央
坂口 智隆
嶋 基宏
小森 航大郎
武岡 龍世
松本 友
吉田 大成

(文:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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