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広島育成選手でオープン戦出場は2選手、ともに支配下登録はならず

2022.04.06

広島育成選手でオープン戦出場は2選手、ともに支配下登録はならず | 高校野球ドットコム
高校時代の二俣 翔一、持丸 泰輝

 2月1日のキャンプインから3月24日の開幕1軍メンバーが発表されるまでに、今年も多くの選手が育成契約から支配下登録を勝ち取った。春季キャンプやオープン戦でのアピールが実った、というのは言うまでもない。さて、各球団の育成契約選手はオープン戦でどのような結果を残したのかを振り返ってみたい。

 オープン戦で出場機会を得た広島の育成契約選手は、いずれも野手であり投手の出場機会はなかった。野手で出番を勝ち取ったのは二俣翔一内野手(磐田東出身)、持丸泰輝捕手(旭川大高出身)と2人だ。

 二俣は2020年育成ドラフト1位で指名を受け、磐田東から広島に入団した野手。捕手で入団したものの、今シーズンから内野手に登録変更されている。

 ルーキーイヤーだった昨シーズンは2軍で46試合に出場。守備位置の内訳は捕手で16試合、三塁手で12試合の出場だった。そのなかで打率.218(133打数29安打)、4本塁打、14打点と、まずまずの成績を残している。今年は春季キャンプから1軍メンバーに入ると、オープン戦でも5試合に出場した。コンバートされたこともあり、守備は三塁にしかついていない。

 しかし期待された打撃面で打率.182(11打数2安打)と結果を残すことができず、3月上旬にコンディション不良を発症しリハビリ組に合流。その後は2軍戦にも出場していない。まずは実戦復帰を目指すことになる。

 持丸は2019年育成ドラフトで1位指名を受け、旭川大高から広島に入団した捕手。昨シーズンは2軍で54試合に出場し打率.226(124打数28安打)、1本塁打、10打点の成績を残した。また、チーム最多の46試合でマスクを被っている。

 今年の春季キャンプでも1軍スタートを勝ち取り帯同を続ける。オープン戦では6試合の出場で1安打のみに終わるも、唯一の安打が本塁打となっている。オープン戦の中盤である3月12日の出場が最後となり、支配下登録を勝ち取るには至らなかった。

 また広島は開幕前に育成契約選手をひとりも支配下登録していない。現在の支配下登録人数は66名で枠はあと4つ。7月31日の登録期限まで争いは続く。

<オープン戦で出場機会のあった広島の育成契約選手>

 二俣翔一
5試合 打率.182(11打数2安打) 0本塁打 0打点

 持丸泰輝
6試合 打率.125(8打数1安打) 1本塁打 3打点

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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