京都国際の辞退に、日本高野連・宝会長「無念でございます」
京都国際ナイン=今春の練習試合より
新型コロナウイルス感染による京都国際の大会辞退に、日本高野連・宝馨会長は17日、ナインの心情を気遣った。「コロナ感染症で出場できないことについて、言葉がございません。誠に無念でございます」。集団感染と判断したことにも「緊急対策本部を3回にわたって実施して、専門の意見も賜ってきたが、学校側の辞退もやむおえない。京都国際の選手たちは誠に残念だが、夏に向かって頑張ってもらいたい」と苦渋の決断だったことを明かした。
17日に開かれた会見で経緯が説明された。14日に実施した大会前のPCR検査で、京都国際の31名中(チームの帯同選手)8名が陽性判定とされ、そのうち2名が発熱した。その時は陰性判定だった選手も、その後の2度目のPCR検査で、さらに5名が陽性と判定され、計13名が陽性判定となっていた。17日午後3時過ぎに学校から辞退の申し出、午後4時過ぎに書面にて申し出があり大会本部は受理した。
大会本部では16、17日に緊急対策本部を行い、拡大防止ガイドラインにのっとり、感染人数、感染が疑われる人数、再検査の結果、感染状況、地域の感染状況などを総合的にみて、チーム内での集団感染と判断した。
京都国際の代わりに、近畿の補欠1位校だった近江が4年ぶり6回目のセンバツ出場となった。初戦の組み合わせは変わらず、大会第2日第2試合で、長崎日大と対戦する。
また会見では、今回は1030人の検査を実施し、28校は全員の陰性が確認され、3校計6名が陽性と判定されたが、専門家の意見も踏まえて、チームとしての出場は認めたことも発表された。
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