中日157キロ右腕が完全復活アピール、149キロのカットボールも
高校時代の鈴木博志(磐田東出身)
中日の剛腕が完全復活をアピールした。中日5年目右腕、鈴木 博志投手(磐田東出身)が、自己最速タイ157キロをマークして首脳陣に復活を印象付けた。
20日の阪神との練習試合。4回から2番手としてマウンドへ上がると2回を1安打無失点に抑えた。4回は3人でピシャリと抑えた。阪神の1番近本を3球三振。2番木浪は中飛。3番マルテからは空振りの三振を奪った。マルテの2球目に157キロをマーク。自身最速タイに並ぶ直球で力強さを見せつけた。
さらに、カットボールの切れもさえた。マルテに対しては2球連続して外角へのカットボールで空振りを奪っての三振だったが、三振を奪った2球目の球速はなんと149キロ。157キロの直球と149キロのカットボール。キレキレの球質は圧倒的だった。2イニング目の5回には阪神・糸井に中前安打を許したが、大山から奪った三振も含めて2回を投げて3三振を奪って見せた。
157キロ右腕として17年ドラフト1位入団。1年目からセットアッパー、2年目には守護神も任されたが、調子が上がらず、横手投げにも挑戦。しかし結果を残せず、立浪新監督からの助言もあって、もう1度、上から強い球を投げたいと横手投げに別れを告げ、完全復活を目指して今季に挑んでいる。その強い思いを対外試合となる練習試合でしっかり結果に残した。
又吉が抜けた穴は任せろと言わんばかりの堂々としたマウンド。守護神鈴木の復活が現実味を帯びてきた。