巨人、20年のドラ1右腕・平内龍太もキャンプ1軍 奪三振能力の高さを発揮してブレークするか
亜細亜大時代の平内 龍太投手
プロ野球は2月から、いよいよキャンプを始める。セ・リーグの覇権奪還を目指す巨人は、キャンプのメンバー振り分けを発表。S班から3軍までの4グループに分かれて2022年もキャンプがスタートすることになった。
ケガでルーキーイヤーに登板機会がなかった山崎伊織投手(明石商出身)の1軍スタートに注目が集まっているが、同期入団のドラ1・平内龍太投手(神戸国際大附出身)も1軍でプロ2年目のキャンプをスタートさせることが決まった。
最速156キロのストレートを武器にした本格派右腕として、亜細亜大で一気に才能が開花。周囲から大きな期待を寄せられてプロの世界へ飛び込んできたが、1軍では3試合の登板で勝ち星なし。多くの時間をファームで過ごし、腕を磨いてきた。
2年目の2022年シーズンは、プロ入り後に培った技術をいかんなく発揮してほしいが、ファームではすでに一定の結果を出したといってもいい数字が並んでいる。
<2021年ファームの成績>
38試合登板 5勝4敗6セーブ 防御率3.13
60.1回 被安打47 四球17 死球6 奪三振56 自責点21
K/BB3.29 奪三振率8.26
防御率に関しては、規定投球回数に届いていないためランキングから外れているが、リーグ全体4位相当の結果を残している。K/BBや奪三振率も、高水準の成績といっていい数字が出ている。少ない登板機会だったものの、存在感を発揮したといっていいだろう。
山崎とともに一気にブレークすることができるか。2020年のドラフト1、2位コンビで巨人の次世代の主力投手の候補に名乗り出るか注目だ。