東北楽天に在籍する滋賀の公立校出身コンビが二桁勝利を挙げる
楽天・則本 昂大
NPBの面白いところは名門校、公立校などいろんな経歴を持った選手が集まって、高いパフォーマンスを見せることである。
今回、パ・リーグでAクラス入りした東北楽天では、滋賀の県立校コンビ右腕が活躍を見せている。それは則本 昂大投手(八幡商出身)と瀧中 瞭太投手(滋賀高島出身)だ。則本は八幡商時代、140キロ前後の速球投手も甲子園出場はなかった。しかし、三重中京大で最速154キロ右腕まで成長。ドラフト2位で東北楽天に入団すると、開幕投手を任され、6年連続で二桁勝利を挙げるなど、球界屈指の投手へ成長した。今年は3年ぶりの二桁勝利となる11勝を挙げ、さらに則本の持ち味である奪三振能力も復活し、投球回144.2回を上回る152奪三振をマークし、通算1502奪三振とした。
一方、瀧中も140キロを超える投手として活躍し、龍谷大、Honda鈴鹿を経て2019年ドラフト6位でプロ入り。1年目は2勝に終わったが、2年目の今年は20登板、すべて先発し、10勝を挙げた。
滋賀の公立校出身の2投手が同一球団に在籍し、同一年に二桁勝利を挙げるという滋賀県の高校野球ファンからすれば嬉しい1年となった。