巨人6巡目・代木 大和(明徳義塾)東京ドームを沸かせる大型左腕へ!
巨人・水野 雄仁スカウト部長と6巡目指名・代木 大和(明徳義塾・投手)
2021年10月11日(月)に東京都内のホテルで開催された「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で巨人から6巡目指名を受けた明徳義塾(高知)3年・代木 大和(しろき やまと・投手・184センチ83キロ・左投左打・四国中央市立川之江南小<軟式・金田少年野球クラブ→軟式・金田とどろき>→四国中央市立川之江南中<川之江ボーイズ>出身)が11月17日、高知市内において球団と仮契約交渉を行い、契約金3000万円・年俸540万円(いずれも推定)で合意した。明徳義塾からの高卒、巨人入団は1982年ドラフト6位指名の藤本 茂喜内野手(現千葉工業大コーチ)以来、39年ぶり2人目となる。
仮契約後の記者会見。代木は「感謝してもしきれないくらい」と明徳義塾・馬淵 史郎監督をはじめ、今まで自分を育ててもらった愛媛県・高知県・四国地区への感謝を表した。さらに「小学校1年で野球を始めてから夢見てきたプロの世界に入ることができたが、これからが勝負。高校時代はコントロールと体力を鍛えてきたが、プロではもっとコントロールのよさを鍛えて、夢を与えられるような選手になりたい」と意気込みを語った。
将来へ向けては「1年目は勉強することが多いと思うが、一軍で使ってもらえる投手になり、球界を代表する投手になって読売ジャイアンツの一員として優勝に貢献したい」と「小さいころから巨人ファンだった」とジャイアンツ愛を全力で体現することを誓った。
徳島池田高(徳島)出身で、1983年巨人ドラフト1位指名の水野 雄仁スカウト部長は「早くから一軍に入れる投手。(同じ高卒左腕の)石田 (隼都・東海大相模・4巡目指名)と、いいライバル関係を築いてほしい」とエールを送った。
また担当の岸 敬祐スカウトも「ピッチングのうまさもあるし、人間力も素晴らしい。大きな人間になってファンに愛される投手になってほしい」とコメント。阪神ドラフト1巡目指名された高知・森木 大智投手と投げ合った今夏の高知大会決勝戦でも、最後まで投げ切り、春夏連続甲子園を決めた「心の強さ」に期待を寄せていた。
高校時代には最速143キロのキレのある直球と、130キロ前後のカットボールを武器にしていた。「自分には高校時代、落ちるボールがなかったので、そこも習得したい」。先に見据えるのは高校時代同様「先発完投できる、試合を作れる」大型左腕として東京ドームを沸かせる姿だ。
(記事:寺下 友徳)