ロッテ1位捕手、4位左腕、5位右腕が聖地で活躍~ドラフト指名選手の甲子園歴
松川 虎生(市立和歌山)
今年もドラフト会議で12球団合計77名(支配下のみ)が指名を受けた。その77名の選手達は、ほぼ全員が高校時代に甲子園を目指していたことだろう。
そこで各球団が指名した選手の甲子園出場歴を振り返ってみたい。
ロッテはドラフト1位で高校生捕手の松川 虎生(捕手/市立和歌山)を単独で指名した。松川は小園 健太(DeNA1位)とバッテリーを組み2021年春の甲子園に出場している。
初戦の県岐阜商戦では「3番・捕手」でチーム唯一のマルチ安打を記録した。また守備面でも小園を完封勝利に導いている。2回戦の明豊戦でも2安打を放ち打点を挙げたが惜敗。甲子園2試合で打率.571(7-4)の成績だった。
ドラフト4位の秋山 正雲(投手/二松学舎大附)は2021年夏の甲子園に出場2試合に登板し、19回を投げ防御率2.37と好投した。初戦の西日本短大附戦では5回を終えるまでノーヒットピッチング。6回に安打を許したものの9回完封9奪三振と圧巻の投球を見せた。
ドラフト5位の八木 彬(投手/八戸学院光星→東北福祉大→三菱重工West)は2014年夏、2015年春と2季連続で甲子園の土を踏んだ。2年時に出場した2014年夏の甲子園では準々決勝の敦賀気比戦に2番手として登板。3回3分の2を投げ4失点の成績だった。平沼 翔太(現西武)とは2打席対戦し、二直、中飛と打ち取っている。
最高学年となった2015年春の甲子園では2回戦の大阪桐蔭戦に3番手として登板。8回2死一塁の場面だったが、最初の打者の打席中に一塁走者が盗塁死。わずか2球のマウンドに終わっている。
ドラフト2位の池田 来翔(内野手/習志野→国士舘大)、3位の廣畑 敦也(投手/玉野光南→帝京大→三菱自動車倉敷オーシャンズ)はいずれも高校時に甲子園出場はなかった。
【ロッテドラフト指名】
※育成指名は除く
※◎は甲子園出場経験あり
<支配下>
1位:松川 虎生(捕手/市立和歌山)◎
2位:池田 来翔(内野手/習志野→国士舘大)
3位:廣畑 敦也(投手/玉野光南→帝京大→三菱自動車倉敷オーシャンズ)
4位:秋山 正雲(投手/二松学舎大附)◎
5位:八木 彬(投手/八戸学院光星→東北福祉大→三菱重工West)◎
(記事:勝田 聡)