夏の第103回兵庫大会は7月3日開幕 始球式は18年G杯優勝の島野愛友利(神戸弘陵女子野球部)
阪上 翔也(神戸国際大附)
今夏の第103回全国高校野球選手権兵庫大会の概要が3日に発表された。
兵庫県高等学校野球連盟(兵庫県高野連)に加盟する159校のうち、158校が参加。(蒼開は参加辞退)。多可と吉川が連合チームを組むため、参加チーム数は157を予定している。
4回戦までの組み合わせ抽選会は6月22日で、今年は新型コロナウイルス対策のため参加校の顧問で抽選する。各校の主将は出席しない。
開会式は7月3日に明石トーカロ球場で行われ、第1シード16校の主将と、開幕戦を引いた2校のベンチ入り登録選手が開会式参加者となる。選手宣誓は第1シード16校の中から選ばれる。
また開幕戦での始球式は、神戸弘陵女子硬式野球部の島野愛友利投手(3年)が務める。島野投手は中学時代にジャイアンツカップの優勝投手。高校では女子硬式野球部の主戦投手で、今夏に決勝が甲子園で初開催される第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会に出場する。
例年通り9球場が使用され、決勝は7月29日にほっともっとフィールド神戸で13時から行われる予定。
《大会日程》
1回戦:7月3日、4日、9日、10日(5日~8日は多くの高校がテスト期間のため試合は実施せず)
2回戦:7月11日~15日(ここからシード校登場)
3回戦:7月16日~18日
4回戦:7月19日、21日(20日は公立高校終業式のため試合は実施せず)
5回戦:7月22日、23日
準々決勝:7月24日、25日
休養日:7月26日
準決勝:7月27日(ほっともっとフィールド神戸、明石トーカロ球場)
休養日:7月28日
決勝:7月29日(ほっともっとフィールド神戸・13時開始)
島野愛友利(神戸弘陵)
5回戦以降は毎回抽選が実施されるが、連戦を避けるため、1~8ブロックと9~16ブロックを分けて準々決勝まで抽選する。春季兵庫県大会で決勝まで勝ち進んだ神港学園と神戸国際大附は夏も勝ち進む限り、決勝まで対戦しない。
雨天等で日程変更がなければ、原則として1日1球場2試合まで。
第1試合は10時、第2試合は13時で設定され、豊岡総合スポーツセンター野球場のみ第1試合11時、第2試合14時となる。
日程変更が発生し、1日3試合となった場合は第1試合9時、第2試合11時30分、第3試合14時で設定される。ただ、日没を考慮して、第1試合は両チームの準備ができれば試合開始が早まる可能性もある。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、雨天等の日程変更がなければ、今大会は5回戦以降を原則として1球場1日1試合(10時開始予定)として設定された。5回戦は4会場で1試合ずつ2日間。準々決勝は2球場で1試合ずつ2日間。準決勝は2会場で1試合ずつ。
これは、スタンドの学校関係者等の入れ替えや観客が各球場に分散することで、密集のリスクを少しでも減らすことが狙い。
現時点では球場ごとに上限数を定めた上で、有観客で大会を行う方針。決勝会場のほっともっとフィールド神戸は5000人が上限。組み合わせ決定後、部員数の多いチームが、最大収容人数が少ない球場(G7スタジアム、アニメスキッピースタジアム、淡路佐野、豊岡など)になった場合は、最大収容人数の多い球場に変更される場合がある。今夏はブラスバンド等の鳴り物はない。入場料は大人900円、中高生と65歳以上の高齢者400円(※証明書掲示)。小学生以下と障がい者(※証明書掲示)は無料。
2年ぶりの開催となる選手権兵庫大会。感染拡大防止対策を実施した上で、決勝戦まで無事に完結することを目指す。
《兵庫大会シード校》
第1シード(春季県大会16強)
神港学園
神戸国際大附
神戸弘陵
東洋大姫路
市立尼崎
尼崎小田
尼崎工
関西学院
報徳学園
滝川第二
加古川西
社
飾磨
市川
三田松聖
洲本
第2シード(春季県大会32強)
武庫荘総合
西宮南
芦屋
神戸第一
神戸学院大附
長田
北須磨
伊川谷北
明石北
東播磨
北条
姫路東
姫路工
県立大附
豊岡
柏原
《使用球場》
ベイコム野球場(尼崎)
ほっともっとフィールド神戸
G7スタジアム神戸(神戸サブ)
明石トーカロ球場
高砂市野球場
ウインク球場(姫路)
豊岡総合スポーツセンター野球場
アニメスキッピースタジアム(三田城山)
淡路佐野運動公園第一野球場