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具志川商は九州初V!センバツ出場校の春の成績<6日時点>

2021.05.07

具志川商は九州初V!センバツ出場校の春の成績<6日時点> | 高校野球ドットコム
具志川商:新川俊介

 多くの地区で春季大会が終わりを迎え、選抜から戦い抜いてきた出場32チームもひとまず練習に打ち込む時期に入ってきたチームもいる。そこで今回は出場32チームの6日時点での春季大会の戦績をまとめてみた。

 32校の中で結果を残しているのは具志川商になるだろう。九州大会からの登場だったが、福岡大大濠九州国際大付を倒しての初優勝。投打の柱・新川 俊介を軸に栄冠をつかんだチーム力は、21世紀枠とは思えぬ戦力だった。夏は興南をはじめ、強豪揃う沖縄県を勝ち抜いて、沖縄代表として甲子園に出場できるか楽しみだ。

 また選抜覇者・東海大相模も県大会を制して、山梨県で開催される関東大会の切符をつかんでいる。初戦の平塚学園戦では延長戦までもつれる接戦を演じたものの、強力な投手陣を駆使して6季連続で神奈川の頂点に立った。関東大会での戦いにも注目したい。

 その一方で、センバツ準優勝だった明豊は、九州大会準々決勝の福岡大大濠の前に敗れる結果になった。また選抜ベスト4の成績を残した中京大中京は、県大会準々決勝・星城の前に敗れている。エース・畔柳 亨丞は怪我からの復帰のために、県大会はサポートが中心となった。夏は万全な姿でマウンドに戻ってきてほしい。

 近畿地区の代表として選出された6校を含めた9チームは、地方大会の真っ只中。さらに北海仙台育英、そして柴田の3校はこれから大会を迎える予定。選抜からの成長した姿を発揮するのは今後と言うことになる。その他のチームも、これからの練習試合を経て1年生を含めた新戦力が加わって、夏の大会を迎えることになる。32校は夏の大会でどういった野球を見せてくれるのか。夏の地方大会まで32チームの戦いに目が離せない。

[page_break:選抜出場32校の春季大会の成績]

【優勝:5校】
常総学院(茨城)
東海大相模(神奈川)
敦賀気比(福井)
下関国際(山口)
具志川商(沖縄)※九州大会

【準優勝:2校】
専大松戸(千葉)
明徳義塾(高知)※四国大会

【ベスト4:5校】
東海大菅生(東京)
東海大甲府(山梨)※県大会3位
鳥取城北(鳥取)※県大会3位
聖カタリナ(愛媛)※四国大会
福岡大大濠(福岡)※九州大会

【ベスト8:6校】
三島南(静岡)
健大高崎(群馬)
中京大中京(愛知)
県立岐阜商(岐阜)
明豊(大分)※九州大会
宮崎商(宮崎)※九州大会

【その他:2校】
東播磨(兵庫):県大会2回戦
大崎(長崎):九州大会2回戦

【大会進行中:9校】
八戸西(青森):地区予選中
上田西(長野):地区予選中
智辯学園(奈良):県大会ベスト4
大阪桐蔭(大阪):府大会ベスト16
京都国際(京都):府大会ベスト8
市立和歌山(和歌山):県大会ベスト4
神戸国際大附(兵庫):県大会決勝進出
天理(奈良):県大会ベスト8
広島新庄(広島):県大会ベスト4

【大会前:3校】
北海(北海道)
仙台育英(宮城)
柴田(宮城)

(記事:田中裕毅

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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