福岡は群雄割拠 近年選抜8強に4校
福岡大真(筑陽学園)、三浦銀二(福大大濠)高城俊人(九国大付)、安田大将(東海大福岡)
近年の高校野球界は近畿勢の強さがひかる。選抜の過去10大会は3度優勝している大阪桐蔭など近畿勢が5度優勝しており、決勝進出も8回と全地区ではダントツの成績を残している。その中でもやはり、大阪勢のベスト8進出は全都道府県最多の7で大阪桐蔭が4回、履正社が3回とこの2強で占めている。
そんな中、福岡県勢が全国で2番目の多さとなる4度8強入りを果たしており、それぞれ違う顔ぶれだった。
【選抜過去10大会で8強以上の成績を残した福岡県勢】
2011年(第83回大会)
・九州国際大附 準優勝
2017年(第89回大会)
・福岡大大濠 ベスト8
・東海大福岡 ベスト8
2019年(第91回大会)
・筑陽学園 ベスト8
まず、2011年の第83回大会では九州国際大附が準優勝を果たした。東海大相模との決勝戦では1対6で敗れ、県勢初優勝とはならなかったが、エースで打線も主軸を担う三好 匠や「4番・捕手」を務めた高城 俊人のバッテリー2人をプロに輩出した。
2017年の第89回大会では福岡大大濠と東海大福岡の2校が8強入りを決めた。ともに準々決勝で敗退となるも出場2校の8強入りは県勢では最高成績となっている。
そして一昨年の第91回大会では筑陽学園が初出場で8強入りを果たした。選抜出場を決めた2018年秋季大会では九州大会を制し、明治神宮大会でも4強入りを果たしていた。
全国レベルの強豪校が乱立する福岡県勢。今年は九州大会準優勝で出場を決めた福岡大大濠が2017年以来4年ぶりに出場する。激戦区・福岡を勝ち上がった福岡大大濠の戦いぶりには是非注目したい。
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