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【選手名鑑】U15バッテリーに元プロの息子などタレント揃う東海大菅生を分析

2021.01.31

【選手名鑑】U15バッテリーに元プロの息子などタレント揃う東海大菅生を分析 | 高校野球ドットコム
秋季東京大会優勝を果たした東海大菅生ナイン

 有観客で大会が開かれるなど、徐々に活気を取り戻しつつあった東京都を制した東海大菅生。走力を絡めた隙のない攻撃と安定した投手陣を駆使して頂点まで勝ち上がり、3月19日からの選抜出場の切符をつかみ取った。

 今回は東京王者として6年ぶり4度目の出場となった東海大菅生の選手紹介とともにチームの戦力を見ていきたい。

<秋季東京都大会決勝 日大三戦>
1番 中 千田 光一郎(白山リトルシニア出身)
2番 捕 福原 聖矢(安仁屋ヤングスピリッツ出身)
3番 右 小山 凌暉(愛知木曽川リトルシニア出身)
4番 一 堀町 沖永(小山ファイターズ出身)
5番 三 小池 祐吏(中本牧シニア出身)
6番 左 山田 聖和(京都リトルシニア出身)
7番 二 橋本 唯塔(高岡シニア出身)
8番 遊 岩田 一真(愛知木曽川リトルシニア出身)
9番 投 本田 峻也(小松加賀リトルシニア出身)

岩井 大和
沼澤 大翔
榮 塁唯
加藤 琉真
櫻井 海理
野村 宏太
松永 大輝
山下 晴哉
鈴木 泰成
中村 麗
藤井 颯太

 都大会の初戦から3試合連続コールドと強力打線が火を噴く形となったが、1番・千田 光一郎が打率.417と好成績で打線の勢いを与えてきた。2番に座る捕手・福原 聖矢も小技だけではなく、7盗塁を決めるなど塁に出れば足も使える非常に嫌らしいバッターとして打線を繋いできた。

 都大会序盤は下位打線に座っていた小山 凌暉は大会通じて打率.476と好調で、決勝では3番にまで昇格。決勝の日大三戦ではタイムリーを放つなど、優勝に貢献している。さらに4番・堀町 沖永は旧チームから試合に出場し、夏の西東京大会ではサヨナラ打を放っている。新チームでは4番に座り、選抜のかかった決勝戦では先制タイムリーを放つなどチーム2位タイの7打点と役割を果たした。そして5番には父が元プロ野球選手・小池 正晃である小池 祐吏が座る。2回戦の目黒日大戦ではホームランを放つなどチームトップの5打点を記録しており、注目される。

 この強力打線の援護をもらうエース・本田 峻也も旧チームからの経験者であり、中学時代はU15を経験した実力者。インステップから繰り出す角度を付けたクロスファイヤーが光る最速143キロサウスポー。初戦の本郷を除き全試合で登板。キャッチャー・福原とのU15バッテリーの相性も良く、守備で東海大菅生を支えた。

 さらに中継ぎとして登板の多かった大型右腕・鈴木 泰成も一冬超えてからの成長が楽しみな投手として期待がかかっており、投打ともに実力者が揃う今年の東海大菅生。東京代表として聖地・甲子園での戦いぶりに注目が集まる。

(文:田中 裕毅

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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