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【選手名鑑】前川右京、小畠一心など投打で戦力揃う智辯学園を徹底分析

2021.01.31

【選手名鑑】前川右京、小畠一心など投打で戦力揃う智辯学園を徹底分析 | 高校野球ドットコム
智辯学園ナイン *近畿大会滋賀学園戦より

 全国屈指の激戦区として数えられる近畿地区を制して選抜へ乗り込む智辯学園滋賀学園龍谷大平安市立和歌山大阪桐蔭と各府県の1位校を倒して優勝を飾っており、優勝候補としてふさわしい戦績である。

 そんな智辯学園の今年の注目選手たちを見ながら、チームの特色もチェックしていきたい。

<近畿大会決勝 大阪桐蔭戦>
1番 右 垪和 拓海(神戸中央シニア出身)
2番 遊 岡島 光星(生駒ボーイズ出身)
3番 左 前川 右京(津ボーイズ出身)
4番 三 山下 陽輔(奈良西リトルシニア出身)
5番 一 三垣 飛馬(ヤンキース岡山出身)
6番 二 竹村 日向(櫨谷中出身)
7番 中 森田 空(八尾リトルシニア出身)
8番 捕 安藤 壮央(関メディベースボール学院出身)
9番 投 西村 王雅(京都シニア出身)

植垣 洸
小畠 一心
谷口 綜大
三好 将太
高岡 聡太
足立 凰馬
福岡 青空
酒井 優夢
藤本 竣介
北村 泰都
大坪 廉

 最注目は世代屈指のスラッガー・前川 右京だ。高校通算30本塁打を超えるスラッガーとして知られ、全国の球児たちからもライバル視される強打者。プロに行くべく智辯学園へ進み、様々な課題にぶつかりながらもステップアップを重ね、決勝の大阪桐蔭戦ではホームランを放つなどの活躍を見せてきた。

 その前川と打線を延引するのが決勝戦で4番に座った山下 陽輔主将だ。中学時代は奈良西シニアで活躍し、リトルシニア日本代表にも選出された。秋の近畿大会では通算打率.667を記録し、ホームランも2本打つなど6打点をマークした。左の前川、右の山下の2本柱で強打の智辯学園を引っ張る。

 一方の投手陣も今年のチームは左右のWエースが引っ張る。左のエース・西村 王雅と右のエース・小畠 一心だ。西村は準決勝・市立和歌山戦では登板しなかったが、残り3試合はすべて先発完投。防御率3.86という数字ではあるものの、1年春から登板し旧チームでも主戦力で投げ続けており経験は豊富。選抜でも好投が期待される。

 そして右のエース・小畠は中学時代にU15に選出された逸材。最速144キロを計測する剛速球だけではなく、キレのあるスライダーも使う投手として活躍。西村同様に1年生春から登板実績を積んできた。また副主将を任されており、言葉通りのチームの中心選手である。西村とともに全国のライバルたちを甲子園で抑えていきたいところだ。

 投打ともに2本柱を擁する智辯学園だが、他にも力のある選手が豊富で、優勝候補として数えられることが考えられる。5年ぶりの選抜制覇へ、全国の頂を目指して最後の追い込みをかけていく。

(文:田中 裕毅

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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